初心者向けチョークアート、コスモスの基本の描き方。ぬり絵感覚で可愛いアートインテリアを作ろう (2/2)

執筆者: 大地 由希子 職業:建築士・チョークアーティスト
4.下になる花びらを塗ります

次に、重なった花びらを塗ります。

下になって影になる部分にシャドーとして赤ピンク(114)を入れておきます。


続けて先程と同じように、赤ピンク(114) で花びらの中央に近い部分の斑と筋模様を強めに入れ、斑の境目から筋模様の上にかけてピンク(115)を塗ります。

 

 

花びらの両端にハイライトの白(100)を入れたら、明るい色から順に触ってブレンディングします。
この作業を繰り返して、全ての花びらを仕上げましょう。 

 

 

5.中央部分を塗ります

順番に全ての花びらを塗り終えたら、黄緑(143)で中央部の中心に近い部分を塗ります。

力を抜いて、小さな丸を描くようにくるくると軽いタッチで塗っていきます。

塗りこめ過ぎず、下地の黒がぼんやり残る程度で止めて、ざらっとした質感を残します。

 

 

続いて黄色(104)を、黄緑に重ねて一回り大きめに塗ります。


塗り終えたら、上から押さえるように軽く触って終わりにします(この時、強くブレンディングして混色してしまうと、ざらっとした質感が消えてしまうのでご注意下さい)。 

 

6.茎を塗って仕上げます

茎はアウトラインを黄緑(143)で取ります。
左から、深緑(147)、緑(146)、黄緑(143)の順に塗り分けて陰影をつけ、軽くブレンディングして完成です。

 

 

7.修正します

最初ははみ出すのは当たり前なので余り気にしないことですが、綺麗に修正したい場合は、消しゴムで消せますので描き直し可能です。


黒く残したい部分に色が伸びて埋まってしまった、消しゴムも使えないという場合には、残したい部分を黒の色鉛筆で塗って修正することが出来ます。

 

 

おわりに

コスモスのレッスンはいかがでしたか?
最初は難しく感じても、同じ作業の繰り返しですから、3枚目4枚目の花びらを描く頃には要領が分かって楽しく描き進めていけると思います。


今回は昔ながらのコスモスを描きましたが、品種改良が進み、最近では八重咲きや大輪の美しいコスモスも見られるようになりました。

色のバリエーションも多いので、基本の描き方をマスターして、お好みのコスモスにもチャレンジしてみて下さいね。


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 コラムニスト情報
大地 由希子
性別:女性  |   職業:建築士・チョークアーティスト

建築士。
プロチョークアーティスト。チョークアートインストラクター。

水彩画で培った知識と技術を活かし、日々チョークアート制作に意欲的に取り組んでいます。
雑貨店、飲食店等の店舗看板を多数手がけ、「笑顔で働きたいママのフェスタ 」「アートマルシェ新宿」「犬展2014」「チョークアートの織りなすイタリアの世界展」など、展示会やイベントへの出展も精力的にこなしています。

インストラクターとして、埼玉県志木市の自宅教室、「SDカルチャー新所沢パルコ」「読売カルチャーセンター浦和」「浦和トレノーヴェ・カフェスクール」にてチョークアート講座を開講中。
出来るまで根気よく教える丁寧な指導がモットーです。
子供会や老人施設への派遣ボランティア講師としても、積極的に活動中です。

建築士の資格を活かし、チョークアートを用いた内装インテリアを手がけるのが、当面の目標です。

【ホームページ】 http://tinygaia.wix.com/yukiko-chalkart
  【ブログ】  http://ameblo.jp/hiiragi1710