撫でるだけ!赤ちゃんの便秘解消に効果的な、お腹タッチケア方法
こんにちは。タッチケアセラピストの石井ちあきです。
寒さが強まり、空気もカラカラの日が続いていますね。
乾燥するこの時期は、真夏と同じように、赤ちゃんの水分補給に気をつけてあげて下さい。
夏は暑いので、自然に水分を摂りたくなりますが、実は、冬は空気が乾燥しているので、想像以上にからだの水分は失われているのです。
赤ちゃんの水代謝速度(摂取した水分が、体の中で入れ替わる速度)は、大人の3.5倍と言われています。
例えば、赤ちゃんが7時間水分を摂らないと、大人が24時間何も飲まない状態と同じなのです。
赤ちゃんの体は、こまめに水分を補給しないと健康を維持出来ないのですね。
育児本を見ると、「生後○ケ月の時には、授乳間隔を○時間空ける」などの目安が書かれていますが、水分補給の為の授乳は、「○時間以上空けなければ!」と考えなくて大丈夫です。
- 外出先から帰ってきたとき
- お部屋が暑いとき
- お昼寝などから目が覚めたとき
- 泣いた後や汗をかいた後
- お風呂上り
日常生活の中で、上記のようなタイミングで気づいたときに、こまめに水分(母乳か白湯)を与えるようにしましょう。
からだの中の水分が足りていないと、ウンチが硬くなり、便秘にもなりやすくなります。
赤ちゃんが便秘がちな時は、まずはお腹に優しく手を当ててあげて下さい。
赤ちゃんのお腹は、健康状態を表すバロメーターです。
ストレスが溜まっていたり、便秘の時にはお腹が硬くなります。
ママの柔らかい手のひらで温めてあげるだけでも、からだの緊張が解け、腸の動きも良くなっていきます。
便秘の時に有効なタッチケア(手当て)の方法をご紹介します。
おへその下にぴったりと手を当て、時計回りに撫で擦ります。
このとき、時計の針の10時・3時の位置で少し圧をかけてあげるのがポイントです。
この辺りに、腸のカーブがあり、便が溜まりやすくなっています。
便秘がひどくなると、お腹がカチカチになり、触られることを嫌がる赤ちゃんもいます。
そんな時には、無理にお腹を触らず、赤ちゃんの足の踵をママの手の親指で、少し圧をかけながら撫でさすってあげて下さい。
足の裏には、たくさんの反射区がありますが、撫でさすることにより、内臓の動きにも働きかけます。
踵のタッチケアは、即効性があります。
サークルの中で、便秘に悩んでいるお母さんにこのケア方法をお伝えすると、すぐに効果が表れて、サークル中にウンチが出ることも多いです。
お腹のタッチケアは、赤ちゃんが便秘になった時だけでなく、おむつ替えの時の習慣にしてみて下さい。
毎日触れていると、赤ちゃんのお腹の硬さ・柔らかさが日によって違うことに気が付くと思います。
言葉を話せない赤ちゃんの体調やご機嫌の変化を、手のひらで感じ取れるようになると、育児の自信にもつながります。
寒さが厳しくなるこれからの季節、赤ちゃんの健康管理に、ぜひタッチケアを取り入れてみて下さい。
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2000年生まれと2007年生まれの男子の二児の母。
幼稚園教諭・保育士として、 こどもに関わる仕事をしてきましたが
自分がこどもを産んでみると・・・
産後の体調不良の中、待ったなしで 毎日 続く睡眠不足の日々。
その後、「タッチケア」「ベビーマッサージ」を学んだことで、
自身の育児も とても楽しく ラクな気持ちで行えるようになりました。
現在は、タッチケアスクール「Ohanaオハナ」として、
「保育士・子育て支援者向きのタッチケアセラピスト講座」や
産後のお母さんが集える「川口市・子育ちサークルたっちハート」等を主催しています。
「Ohanaオハナ」は、ハワイ語で「家族・仲間」という意味があります。
しあわせな家族・育児仲間の輪が 広がっていくお手伝いをしていきたいと思っています。
タッチケアスクール「Ohanaオハナ」http://ohana-hatogaya.jimdo.com/
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