アポなし会社訪問はNG!企業訪問時のビジネスマナー、押さえておくべき基本ポイント

執筆者: 岡部佳子 職業:マナー・研修講師、中国コーディネーター、中国茶高級茶芸師
はじめに

こんにちは、マナー・研修講師の岡部佳子です。


訪問先で与える印象は、その後のビジネスに影響してきます。

全ての人に見られていると言う意識を持ち、面談相手以外の人にも礼儀正しく接することが大切です。

好印象を与え、スムーズに商談が行える7つのポイントをご紹介します。


 

ポイント1 アポイントを取る

突然訪問することは、大変失礼に当たります。

また、確実に面会するためには、必ず事前にアポイントを取りましょう。

その際には、必要事項の確認をします。


  • 用件
  • 同行者の人数
  • 所要時間
  • 日時
  • 対応してもらえる人数及び部署や役職

 

ポイント2 準備事項

訪問時にスムーズに商談が行えるように、事前準備をしておきます。


  • 訪問先までの交通ルートの確認と所要時間の逆算。
  • 訪問先の基本情報を調べておく。
  • 用件を整理し、必要書類や資料、名刺を準備

 

話す内容は、5W3Hに基づくか、箇条書などで事前にまとめておくことをお勧めします。

 

ポイント3 受付

受付とはいえ、そこは既に相手方の会社です。

気を引き締めて行動しましょう。


  • 約束の10分前には到着し、コートは相手の会社に入る前に脱いで、身だしなみを整える。
  • 受付の方に対しては、礼儀正しく挨拶をして、取り次ぎをお願いする。
  • 椅子があっても、勧められるまで座らないこと。

 

ポイント4 案内

特に案内がない場合でも、おろおろせずにスマートに振る舞います。

 

  • 案内者の指示に従い、勧められた席に着席。席の指定がない場合には下座に座ります。指示がない場合には座らずに待ちましょう。
  • 荷物は足元に置き、コートは内側を表にたたんで脇に置きます。

 

ポイント5 商談・打ち合わせ

重要なポイントです。

打ち合わせだけではなく、その前後の気配りも忘れずに。

 

  • 担当者が入室してきたら、既に座っていても立ち上がって挨拶。
  • 着席を勧められたら、相手が座ってから「失礼します」と言って着席。
  • 手土産がある場合は、挨拶が終わって商談・打ち合わせに入る前に渡します。
  • 突然、本題に入るより、少し雑談を。場が和んだり、相手の人柄が分かり、商談が進めやすくなります。
  • 用件が終わったら、原則的に訪問者から話を切り上げます。

ポイント6 辞去

最後まで気を抜かないようにしましょう。


  • 見送りを受けたら、入り口やエレベーターの前などで、見送り不要の旨を伝えてお礼を述べます。
  • コートやマフラー、手袋などは外に出てから身に着けます。

 

ポイント7 辞去後

職場に戻ってからのフォローも大切になってきます。

 

  • 必要に応じて上司に報告。
  • 訪問先の担当者にお礼を伝えます。

 

おわりに

特にビジネスで訪問する場合には、礼儀正しい立振舞いが重要であることは言うまでもありません。しかし、「段取り八部」と言われるように、商談を成功させるためには、アポイントや事前準備を綿密にしておくことが大切です。

ぜひ、あなたのビジネススキルとして取り入れてみて下さい。 

 

 
 コラムニスト情報
岡部佳子
職業:マナー・研修講師、中国コーディネーター、中国茶高級茶芸師

長年のサービス業界での接客や営業の経験を基に、マナー講座や研修を実施しております。

また、上海での約10年間の経験と人脈を活かし、中国関連の業務にも従事しております。

日本ではあまり浸透していない中国茶の魅力を広めることにも注力しております。

ホームページ:すみれナレッジ
https://sumire-kl.com/

 

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