そのメール、失礼かも?新社会人向けビジネスメールの書き方・マナー (1/2)
はじめに
こんにちは、マナー・研修講師の岡部佳子です。
Eメールは簡単に送ることができ、大変便利なコミュニケーションツールです。
それだけに自己流にならないように配慮して、分かりやすい内容で、相手に対して失礼のない対応をすることが重要です。
特性を理解して、ポイントを押さえた書き方をしましょう。
Eメールの特性を知る
メリット
- 記録に残る為、聞き違いのトラブルを回避できる
- 時間を気にせずに送信できる
- 場所を選ばず、手軽に送受信できる
- 複数個所に一斉に送ることができる
- カラー映像・音楽・資料などを、すぐに送ることができる
デメリット
- 受信者がすぐに見てくれるとは限らない
- 感情が伝わりにくい
- 相手の反応が分からない
- セキュリティーが不安
Eメールを送るときのポイント
- パソコンの時刻は、正確に設定しておく
- 受信したら24時間以内に返信する
- 送信前に相手のアドレスを登録する際は、敬称をつける
- 複数に送る場合は宛先「TO」「CC」「BCC」を、うまく使い分ける
- 件名は必ず記入する
- 返信時の「Re」は同じ内容であればそのまま、話題が変わったら新たな件名に書き換える
件名はとても大切なポイントです。
20文字以内を目安に、内容をイメージできるような言葉を入れるといいでしょう。
短く具体的に、分かりやすく書くことが肝要です。
本文の書き方
一般的な形式
- 宛先
- 書き出し(挨拶などを簡潔に書きましょう)
- 名乗り(自分の会社名・名前)
- 本文(用件)
- 結び
- 署名(自動で表示されるように、設定しておくと便利です)
1メール1案件が基本です。
読みやすさに配慮して書く
- 1行の文字は35字以下に
- 内容ごとに1行あける
- 簡潔に書く
- 5W3Hや箇条書を活用
あいまいな表現は避けましょう。
機種依存文字を使わないように注意しましょう。
記述の順序を考える
- 重要度の高い順
- 緊急度の高い順
- 結論・結果→理由・原因
- 時間経過順
- 興味が持てる順
引用を正しく使う
- 引用した文章の内容は、書き換えない
- 何度も引用を繰り返さない
添付ファイルは適切な形式で送信する
- 容量に配慮する(1Mを目安に、大きなファイルは圧縮する)
- ファイルの種類を確認する
- ウィルスチェックをする
送信前に読み返し、確認をする
- 文章の適切性
- タイピングミス
- 添付忘れ
これらに気をつけて、Eメールを送りましょう。
重要度が高い場合には、送信後に電話を入れて確認をすることもお忘れなく。
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コラムニスト情報
職業:マナー・研修講師、中国コーディネーター、中国茶高級茶芸師
長年のサービス業界での接客や営業の経験を基に、マナー講座や研修を実施しております。
また、上海での約10年間の経験と人脈を活かし、中国関連の業務にも従事しております。
日本ではあまり浸透していない中国茶の魅力を広めることにも注力しております。
ホームページ:すみれナレッジ
https://sumire-kl.com/
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