写真にボケ表現を!マクロ撮影のテクニック(距離・絞り・レンズ) (2/2)
絞りは「F値」ともいい、絞りを色々変えることで、ピントの合う範囲を調節することが出来ます。
この絞りが小さいほど、ピントの合う範囲が狭くなるため、背景がボケます。
逆に絞りが大きくなる程ピントの合う範囲が広くなりますので、手前から背景までくっきり写った写真が撮れるのです。
マクロ写真の楽しみは、ボケを楽しむことですから基本的に絞りは1番小さい値(これを開放絞りといいます)で撮影します。
開放絞りで撮影した写真です。背景にあるピンクの花が、大きくボケています。
これは少し絞った写真です。背景の花がくっきりしてきました。
また、他の背景もだんだん形がはっきりしてきて、煩雑な印象の写真になりました。
もう1つ、大きな要素がレンズです。
このコラムの第1回目でもお話ししましたが、レンズは望遠になるほど、ぼけが大きくなります。
ですので、出来るだけ望遠のレンズを使いましょう。
とは言うものの、望遠レンズは大きく重いため、いつも持ち歩くのは大変です。
ほどよくボケて扱いやすい、90㎜~105㎜位の中望遠レンズがお勧めです。
今回お話したことを意識しつつ、色々試しながら撮影してみて下さいね。
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マクロレンズを自在に操り、
光とボケが織りなす幻想的で不思議な世界を描き出すマクログラファー。
刻々と変化していく花たちの表情や、虫たちのコミカルな姿に
心ときめかせ、癒されながらその一瞬の表情を切り取っている。
フォトコンテスト入賞多数、雑誌掲載多数、
2012年、2013年、個展開催。
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シンガーソングライター竹本孝之「August Rain」プロモーションビデオに写真提供。
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