うつになりやすい性格?努力家・頑張り屋さんにおすすめのメンタル対処法
仕事をしていたり、私生活を送っていて誰かの何気ない言葉に、ふと傷ついてしまったなんて経験はありませんか?
仕事でミスをして落ち込んでいる時や、自分の将来について不安を抱いている時など、ついセンチメンタルになってしまうのは、よくあることです。
どうやらその傾向は特に努力家、頑張り屋さんな人に当てはまるようです。
今回はそのワケについて詳しくまとめてみました。
厚生労働省の統計によると、2008年現在、日本では104万人もの気分障害患者がいるとされているようです。
気分障害患者とはうつ病を初め、躁うつ病、気分変調症のことで、なかでもうつ病患者は70万人以上いると言われているそうです。
よく真面目な人ほどうつになりやすいと言いますが、実際のところ、うつ病になりやすい人の傾向というものはあるそうです。
その例として、カナダのコンコーディア大学のC・ロッシュ博士が、15〜19歳の人を対象にあるリサーチを行った結果によると、うつ傾向が強い人ほど、
- 目標達成のための努力を惜しまない
- 結果が出るまで頑張り続ける
といった2つの行動の特徴があることが明らかになりました。
いわば努力家、頑張り屋さんと呼ばれる人ほど、うつになりやすい傾向にあります。
当てはまる人は、何気ないひと言が当人を追い込んでしまったり、心がポッキリと折れてしまったりということが起こりやすいと言えそうですね。
あなたも仕事の些細な失敗で落ち込んでしまったり、人付き合いが苦手で人と話をすることが苦手。また休日になっても無気力で何もしたくない、と思ったことはありませんか?
もしこれらの特徴が努力家で、頑張り屋な人に現れているのなら、周囲がしっかりとサポートする姿勢を徹底することが大事と言えるのかもしれません。
しかし、どうして努力家で頑張り屋な人ほど、うつ病になりやすい傾向にあるのでしょうか。
それは普通の人であれば、「まあしょうがないか」と満足するところを、同タイプの人は「失敗したのは自分の努力が足りないから」「頑張れば絶対に上手くいくはず」と、つい自分を追い込んでしまうことが、逆効果を生んでしまうからなのだそうです。
もちろん目標に向かって頑張ることは大切ですが、その頑張りが当人にとって苦痛になっていないか。
時には肩の力を抜いてあげるよう、サポートしてあげることが同タイプの男女にとって何よりの励みになるのかもしれません。
いまや私たちにとって身近な病気となったうつ病。
真面目で頑張り屋な日本人ならではの病気と言えますが、もし身近でこれらのタイプに心当たりのある人がいれば、ぜひ接し方の参考にしてみてくださいね。
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