お葬式・葬儀で持つ小物類、どこにしまう?喪服のお袖(袂)活用法 (1/2)
葬儀の際には、必要な小物や欠かすことのできない身の回りの物があるのをご存知でしょうか。
喪服でそれらを使用する場合の、和装ならではの便利な使い方をご紹介します。
和装ならではの小物の収納箇所があります。
- お袖をポケット代わりに
- お太鼓の中を資料入れに
- 帯の間を小物入れに
ここでは、お袖の使い方を見ていきましょう。
喪服用バッグはいろいろ大変
喪服をお召しになるのは、喪主をはじめ親族の方となりますので、御葬儀中も何かと忙しく過ごされています。
喪服用のバッグは必要ではありますが、そのような時にはバッグがかさばると感じるものです。
また、よく使われる喪服用草履とバッグのセット品。
その和装の喪服用バッグの多くが、コンパクトサイズとなり、必要な物を全てを入れられる訳ではありません。
さらに、使い慣れないバッグは物を出すのに手間取ってしまったり、取り出した後のかぶせフタのマグネットを上手く留められなかったりと、意外に使いにくい物です。
お袖(袂:たもと)をポケットに
葬儀では「御念珠」「ハンカチ」「ティッシュ」の3点は欠かせない物。
それらの収納には、すぐに取り出しやすいお袖が利用できます。
洋装ではポケットが付いていますので、ちょっとした物でしたらポケットを活用できます。
和装ではポケットはありませんが、着物のお袖をポケット代わりに使えるのです。
お袖は左右にありますので、2つの大きなポケットとして活用しましょう。
御念珠袋に入れた状態でも良いですし、御念珠袋がない、またはすぐに取り出したい場合は、そのままお袖に入れておきます。
必要になりましたら、振り(ふり)から御念珠を取り出しましょう。
ハンカチとティッシュの上品な用意方法
御葬儀では、流れる涙を拭うためにハンカチが必要です。
涙だけでしたらハンカチで十分ですが、涙を流しますと鼻水も出てしまいます。
女性にとりまして、鼻水が流れてしまうことはとても恥ずかしいので、ティッシュペーパーが必要になりますね。
御葬儀中に、音が出るように鼻をかむことは避けますが、流れる鼻水をティッシュで拭き取ることはしたくなるものです。
この時、一般的なポケットティッシュは、ビニール袋に包まれていますのでティッシュを取り出そうとするとカサカサと音を立ててしまいます。
この音が気になり、ティッシュを取り出せない場合も。
このような事態にならないよう、御葬儀が始まる前に準備をしておきましょう。
準備と言いましても難しいことではありません。
1. ティッシュをビニール袋から取り出します。
2. 取り出したティッシュをハンカチに乗せます。
3. そのままハンカチで挟んでおきます。
4. ハンカチを開けばティッシュが取り出せる状態に。
準備はこれだけです。
この状態にしたハンカチとティッシュは、御念珠を入れたお袖とは反対の袂に入れておきましょう。
取り出しやすい布製のティッシュカバーも良いと思いますが、ハンカチに挟んでおくとすぐに使えるので便利です。
また、使用したティッシュは、使用前のティッシュとは別の所に挟めば、汚れを気にせずに済みますね。

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