これがモンスタークレーマー!怒りを煽らないクレーム対応と予防策 (1/2)
一般的にクレームと言えば、適切に処理すれば顧客の獲得につなげることができます。
普通ならお客さん側が二度とお店に行かない、利用しないなどの行動につながるため、こちらがクレームとして処理することもありません。
しかし、最近の傾向では、わざわざ出向くということは、そのサービスやお店をまた利用したいから何とかしてほしい!と、思っているケースが多くなっています。
ここまでは一般的なクレームの傾向です。
でも、クレームの範囲内で、単に一言言いたい、文句を言いたいという方も少なくありません。
土下座やスタッフへの脅し・暴力など、理不尽なクレームを付けられたらどうでしょうか?
例えばアパレルの場合、一般的なクレームは服に関するものばかりです。
「ボタンが外れかけてる」、「2日でファスナーが壊れた」、「サイズが違う」など、極々ありふれた申し出が多くなっています。
中には、「2年前に買ったシャツが洗濯で縮んだ」、「5年前に買ったワンピが破れた」など、このようなクレームも極々僅かながらあるのです。
それならまだしも、商品代金以上の賠償を求めてくる、または土下座などを求めてくるクレーマーも当然ながら居ます。
ここまで来るとモンスタークレーマーと言わざるを得ません。
皆さんならどう対応すべきだと思いますか?
様々なケースを想定して対応策を検討しておきましょう。
まず、どのようなクレームに対しても必ずお詫びをしましょう。どんなケースでも、99%はこちら側(サービス・製品含む)に非があるからです。
「店を通りがかったら腹立ってきたから謝れ」という人はまず居ませんよね。
非を認めなければ、モンスターでなくとも、クレームそのものに対応できません。
どんなクレームにも共通して言えますが、必ず話を聞くことから始めます。
こちらが一方的に喋ること、相手の話を遮ることはモンスタークレーマーでなくても、神経を逆なでするだけです。
話を聞き、「何が気になるのか」「どんなクレームか」を整理して対応に当たりましょう。
その上で話をすることが重要です。
モンスタークレーマーはお店や営業所に直接来るだけとは限りません。
電話でクレームが来ることもあります。
コールセンターはもちろんのこと、お店や営業所も同じです。
最近のコールセンターやお客様相談室では、担当者へ繋がる前に「この会話は業務改善のため録音させていただきます」というアナウンスが入ることも多いのです。
電話はなるべく録音しておきましょう。
担当者交代の際、こちらが混乱して口頭ではうまく伝わらないことがあるからです。
また、万が一脅してきり、業務妨害してきた際の証拠になります。
モンスタークレーマーは対応しきれないケースがほとんどです。
胃が痛い思いをするかもしれませんが、上司の指示をもらうか交代してもらいましょう。
不在の場合は連絡先を聞き、一旦帰って貰うことも重要です。
折り返し連絡するように伝え、対応を考えましょう。
アパレルの場合はSV(スーパーバイザー)を飛び越え、ブランドマネージャーにまで飛び火することもあります。
さらに上の上司の指示を仰ぐことも大切です。
もしお店に来た場合、バックヤードで話をするなど場所を変えましょう。
店頭では他のお客さまの迷惑になります。
騒ぎ出したら営業妨害になるので、手に負えなくなったら警備員や警察を呼ぶことも重要です。
半ば脅し気味になりますが、その点をしっかりクレーマーに伝えることも忘れずに。
土下座、スタッフへの暴力など、ここまで来ると名誉毀損・傷害などの犯罪です。
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服飾専門学校を卒業後はアパレル業界へ数年間身を置いていました。
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