おうちカレーにスパイスちょい足し♪カレーをさらに美味しくする調味料4選 (1/2)
こんにちは。スパイスコーディネーター・料理研究家の吉田由季子です。
スパイスだけで作るカレーは格別ですが、市販のカレールーやレトルトカレー、お家カレーも美味しくしたいですよね。
今回は、お家カレーを簡単に本格カレーに近づけるスパイスをご紹介します。
イチオシは「ガラムマサラ」です。
レトルトカレー、市販のルーを使用して作るカレーなど、どんなカレーにもまず失敗なく使用出来るスパイスです。
ガラムマサラは単品のスパイスではなく、数種類のスパイスが配合されたミックススパイスです。
メーカーによって、配合されているスパイスの種類や量は違います。
さらにホットタイプ、マイルドタイプなどにも分かれているものも売られています。
温めたレトルトカレーを器に盛ってから、一人分小さじ1/4程度(お好みで)振り掛けるだけで、グッと風味が良くなります。
カレールーに足す場合は、仕上げ(火を止めて)4人分量で、小さじ1~2杯位が適量です。
この時、ホットタイプのガラムマサラを使用すると、更に辛味をプラスする事も可能です。
また、同じミックススパイス「カレー粉(パウダー)」を振り掛けて使用出来るのでは?と聞かれる事がありますが、カレー粉には着色を目的とした「ターメリック」が配合されています。
このターメリックですが、調理中に加えるスパイスで、油に溶ける事で着色効果が発揮されますが、調理後では効果が薄く、逆にスパイス臭だけが残ってしまいます。
ターメリックは少量で着色効果を発揮しますが、入れすぎると土臭く、カレーの風味を損なってしまう場合があるので、加えるタイミングは重要です。
その為、ターメリックが配合されているカレー粉に関しては、仕上げに使用するのは不向きだと言う事になります。
ガラムマサラを手作りしてみよう
分量:作りやすい量
- コリアンダーシード:5g
- カルダモン(ホウル):5g
- クローブ(ホウル):5g
- シナモン(スティック):5g
- クミンシード:5g
- ブラックペパー:3g
- フェンネルシード:3g
カルダモンは、軽く潰してから他のスパイスとともに、フライパンで乾煎りします。
バットに開け、粗熱が取れたらミル(電動コーヒーミルなどがお勧め)で、粉になるまで攪拌して出来上がりです。
カルダモンは「スパイスの女王」と言われ、サフランについで高価なスパイスの一つでもあります。
インドカレー(エスニック系)には、よく使われています。
調理中に使用する事がほとんどですが、実は仕上げスパイスとしても使用する事が出来ます。
少量振りかけるだけで、エスニックな風味を味わえます。
カルダモンは「ショウガ科」の多年草で、ジンジャーに似た爽やかで清涼感のある芳香が特徴です。
カレー以外にも、生姜(ジンジャー)の代わりに使用出来ます。
カルダモンはヨーグルトとも相性が良いので、デザート等にも使用する事も出来、応用範囲の広いスパイスでもあります。
1本所有していると、色々重宝するスパイスです。
スパイスに限らず、フレッシュハーブなどもお勧めです。
バジルやコリアンダー(香菜)などを、トッピング感覚で異国の味わいにしてみましょう。
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スパイスコーディネーター協会認定スパイスコーディネーター吉田由季子です。
スパイス料理を中心に料理ブロガーとしてもレシピ開発・料理教室講師・フードスタイリング・コーディネート・商品試用モニターなどフード関係のお仕事をしています。
ブログ「楽しいキッチン*spice-cooking*」 http://spice-cooking.com/
HP「spice-kitchen」 http://www.spice-kitchen.jp/
活動・実績(一部紹介)
●2012年ロザンナパートナーブロガー
●2012年カルチャーハウス香里ケ丘 スパイス&ハーブ料理教室講師
●CG+S【セグタス】 ハーブ料理教室講師
●ハウス食品×レシピブログ2012年・2013年・2014年度スパイス大使
●2013年・2014年伝統本舗オフィシャルブロガー活動中
●2014年カリフォルニアレーズンクッキングアンバサダー2期生
●料理レシピサイトNadia「スパイスへの道」コラム執筆
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