カレーの辛さを抑え、中和する方法は?東京都内のおすすめカレー屋から学ぶ、健康効果をもっと引きだす食べ方 (1/2)

執筆者: 水谷俊江 職業:管理栄養士 ダイエットコーディネーター
はじめに

日本人の国民食、おふくろの味カレーライス。

カレーが日本に入国されましたのは、幕末の開国期。
発祥の地は、「横浜」「横須賀」「札幌」という三都市が名乗りを上げて譲りません。

伝播の方法はどちらの都市でも同じ。
当時、欧米の先進技術や学問を取り入れるために招聘された「お雇い外国人」の口コミで広がり、肉じゃがのバリエーションとして日本人に浸透してきたもの。

お気付きでしょうか?
欧風カレーこそが日本のカレーのルーツなのでございます。
今回は、個性的欧風カレーを出して下さるレストランを2軒ご紹介します。 

 

メニューは1品のみ、サンライン

 

お水はいっさい出しません。

こちらの看板、何だか食べ方にマナーが有りそうな予感が致しますね。
逡巡しつつも勇気を出して入りました。

 

サンライン
住所:東京都港区高輪1-5-15
TEL:03-3441-0170

 

 

ランチョンマットは「カレーの心得」。
商品は英国風カレー1品のみです。
ということで、席に着くや否や「辛くなりますから混ぜないで下さい」という言葉と共にカレーが来ました。

 

 

上から見ても、横から見ても、具はありません。
にんにく、スパイス、小麦粉を3時間かけて炒め、肉とお野菜を特性スープで6時間煮込み、裏ごしをかけた手間がたっぷりかかっているカレー。
ご飯はこわめの胚芽米です。

 

水を出さないお店

お水を出さないという理由は、カレーは胃腸を温め、胃腸の調子を良くするものなので、お水で冷やしていけないということです。
医食同源に根差したこだわりのカレーですね。

情け容赦のない、やり場のない辛さに涙ぐみながら完食しました。


完食した暁には、抹茶アイスクリームのご褒美をいただきました。
「アイスクリームは冷たいけれど食べても良いのですか」と、不覚にも質問してしまいました。
「アイスクリームは口を冷やすもので体は冷やさない。北海道の食べ物でしょ」とのお答え。
元気な時ではなく、風邪気味だったり、ちょっと具合の悪いとき食べるとぽかぽかになって良いのだそう。

 

辛さを軽減出来るのは水ではなく糖や乳脂肪分

カレーにはお水が当たり前というのは、単なる習慣なのかもしれません。
カレーの辛い素は唐辛子のカプサイシン。
カプサイシンの辛さは味でなく、刺激。熱い痛さを伴います。

一旦舌の三叉神経についてしまうと、この痛さは15分間止まりません。
お水を飲んでも軽減しないといいます。

唯一、辛さを和らげるものは、砂糖や果糖の甘さ、或は乳脂肪分。
なのでタイのデザートは甘く、インドではラッシーを飲むのかと改めて納得できますね。

 

レストラン ムッシュヨースケ

さて、もう1店はカレー屋さんでなく、正統派フレンチのランチタイムだけのカレーライスです。

 

レストラン ムッシュヨースケ
住所:東京都目黒区青葉台3-21-13
TEL :03-3716-5999

 

 

 

こちらは野菜カレー。
ランチタイムのアラカルトも魅力的ですが、仕込みから仕上げまで丁寧なフレンチの技巧が惜しげもなくカレーに込められているようです。

野菜やナッツの素焼きは、野菜の美味しさが最大に引き出されたうえ、リズミカルな歯ごたえや食感が加わります。

 
 コラムニスト情報
水谷俊江
性別:女性  |   職業:管理栄養士 ダイエットコーディネーター

2014年夏 ブラジルサンパウロから帰国しました。
サンバも踊る管理栄養士

 

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