ツナ缶をお土産に!本場タイカレーの種類・味の辛さ・食べ方を現地民が解説!
今回は、タイのカレー(以下「タイカレー」と記す)について、詳しく紹介したいと思います。
タイカレーは、タイ語でケーン(またはゲーン)と呼ばれている、スープ状の食べ物です。
乾燥したスパイスが数種類使われるインドカレーに対して、タイカレーでは、(スパイスとハーブを含む)生の香辛料が使われるのが特徴です。
一般的には、数種類の香辛料を磨り潰して作ったペースト(ケーンクルーン)を炒め、お肉やお魚、野菜等の具材を、ココナッツミルク等で煮込み、ナンプラー等で味付けして作ります。
材料の種類や量によって、辛さや味等も異なります。
いくつかのタイの食堂では、数種類のタイカレーがバットに入れられ並んでいます。
その場で、お米と一緒にお好みのタイカレーやその他の料理を盛り付けて貰い、食事することが出来ます。
カレーの色だけでカレーの種類を判断することは難しく、分からない場合はカレーを指差し、「ニー アライ?(=これ、何?)」と聞くと教えて貰えるでしょう。
一般的に、小さな青唐辛子を使うグリーンカレー(ケーンキャオワーン)が最も辛く、続いて、赤唐辛子を使うレッドカレー(ケーンペット)です。
ターメリックの黄色が特徴的なイエローカレー(ケーンカリー)は、まろやかな味わいです。
その他、マッサマンカレーやパッポンカリー、パネーンカレーが食べやすいと感じる日本人も少なくないでしょう。
ココナッツミルクを入れずに作るケーンソムという酸味のあるカレー等、これらの他にも、多くのタイカレーがあります。
タイカレーは、多くの場合、白いご飯にかけて食べられます。
その他、カノムジーンという細いライスヌードル(材料は異なりますが、素麺のような食べ物)にかけたり、カイジアオ(タイ風オムレツ)やロティ(小麦粉で作られた無発酵パンの一種)と一緒に食べられることもあります。
ケーンソムの中に、チャオムカイ(カイジアオチャオムとも言う。チャオム(アカシア)の葉が入った卵焼き)が入っていることもあります。
また、タイには、ミャンマーをはじめ、ラオス北部からタイ北部へ広がったと言われるカオソーイと呼ばれる麺料理があります。
カオソーイには二種類があり、ラオスのカオソーイは別物ですが、タイ風カオソーイは、マッサマンカレーに似たスープ(またはマッサマンカレー)に、麺とお肉等が入ったカレーラーメンです。
さらに、タイ料理を取り扱うレストランでは、マッサマンカレー炒飯やグリーンカレー炒飯、グリーンカレーパスタ等、アレンジされたメニューも楽しめます。
日本でも販売されていますが、タイには沢山のタイカレー味のツナ缶があります。
また、お米付やココナッツミルク付等様々なタイプのカレーセットや、カレーペーストがあります。これらは、タイカレーが好きな人への、タイのお土産として喜ばれる商品でしょう。
ぜひ、多種多様なタイカレーを体験し、タイ旅行、タイ生活の思い出の一つにしていただけたらと思います。
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2011年10月~、夫の転勤で、タイのバンコクで暮らしています。
「taecoのバンコク日記」http://ameblo.jp/ta-eco/や「Food Decoration/フード・デコレーション/แกะสลัก」http://fooddecoration.blog.fc2.com/ を執筆。
学生時代&社会人時代は、国際的な開発・環境問題について学び、フィールドワークを通した調査研究等していました。主に、自然環境の再生や創造、環境教育についてが専門です。美しい自然や限りある大切な資源を未来の世代にも継承していくため、今後も、何らかの形で、情報発信や活動に関わることが出来ればと思っています。
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