愛犬とはじめてのお散歩♪必要なグッズと守るべきしつけ・マナー

執筆者: Dog index Makiko 職業:ドッグトレーナー
はじめに

犬を散歩させている方の様子を眺めていると、色々な姿が見られます。

 

引っ張られている人、常に犬に対して叱りながら歩いている人、走っている人、自転車で引いて運動をしている人、ゆっくりと寄り添うように歩いている人。


せっかく犬と暮らしているなら、散歩は楽しいものであって欲しいですね。

散歩に必要なグッズ

まずは、散歩へ行くために必要なグッズを揃えましょう。

 

  • カラー(首輪)またはハーネス(胴輪)
  • リード

 

犬に合った物を選ぶ

犬のサイズ、体格、毛質、性格に合ったものを選んで下さい。

 

パピー(子犬)の場合は、人間の子供の洋服と同じで、サイズが変わります。

「いつか大きくなるから」ではなく、その時のジャストサイズを選ぶことが大切。

 

正しいリード選びを

オーナーさんと犬とを繋ぐ、大切な命綱であるリード。

パピー時代に買った細過ぎる物や、ちぎれかかった物は危険なので、その都度、買い替えましょう。

 

また、伸縮性のリードは、便利そうに見えて事故が多い物でもあります。

突然ロックが壊れたり、細いリードが手や足に絡みつくなど、人と犬の双方が怪我をする事例が多く見られます。

 

安全な散歩のためには、適切なグッズが不可欠なのです。

 

 

マナーを守る
トイレマナーはきちんと守る

街を歩いていて、犬のウンチが放置されている光景は、誰もが目にしたことがあるはずです。

犬を飼っている人であっても不快に思うのですから、犬が嫌いな人からすると、怒りを覚えて当然です。

 

カナダでは、「ウンチを放置したら罰金最高2,000ドル(約20万円)という看板がありました。

 

する前もする後も気配りを

飲食店や他のお宅の玄関前で排泄をさせないように注意をしましょう。

また、ウンチ袋はもちろんのこと、おしっこ後に水で流すなどの配慮も忘れずにしたいものです。

 

トイレを済ませて散歩に出てみる

「排泄はおうちで」という地域もあります。

室内での排泄ができれば、済ませてから出るなどの配慮ができますね。

 

地域のルールに従い、マナーを守って散歩しましょう。


 

楽しい散歩とは
外の世界を知る大切な時間

室内で過ごすことが多い犬にとって、散歩はとても大切な時間。

匂いを嗅ぎ、他の犬との情報交換をしたり、他の動物の気配を感じ、道行く人と交流したりできるのです。

 

オーナーと犬との大切な対話時間

よく、スマホを見つつ、イヤホンで音楽を聞きながら散歩をしている人を見掛けますが、とんでもありません。

危ないから、というのが第一の理由ですが、せっかくの犬との対話時間を大切にして欲しいのです。

 

歩き方1つでも、その日の体調が分かることもあります。

犬を観察しながら、一緒に散歩を楽しみましょう。

 

 

おわりに

よく、小型犬には散歩はいらないと言われますが、そんなことはありません。

家の中では得られない刺激、匂い、感触が犬の脳を育て、安定した犬になります。

また、筋肉の発達も、外へ行く犬と行かない犬では大きな差があると感じます。

 

犬との散歩。

 

最初は、少し大変だと思うかもしれませんが、日課になると、毎日の楽しみでもあり、オーナーさんの健康維持にも繋がります。

 

今まで行っていなかった方は、ぜひ、今からでも愛犬との散歩を楽しんで下さいね。

 
 コラムニスト情報
Dog index Makiko
性別:女性  |   職業:ドッグトレーナー

「イヌと人の笑顔を少しでも増やす!」という目標のために、
Vancouverへ渡航。
現地のドッグトレーナー養成学校で、「おやつや体罰を使わない」
オーナーさんとイヌの絆をつくる というトレーニング方法を学ぶ。

卒業後はドッグウォーカーや、Dog daycare
(犬の預かり施設)に勤務。
帰国後、動物病院での業務を経験。
Dog indexドッグトレーナー 神奈川担当として活動中。
神奈川県内の動物病院にてパピー教室、相談会を担当。

*College of Canine Behavioral Science(Vancouver, Canada)卒業

*動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
*愛玩動物飼養管理士
*愛犬飼育管理士

パートナー犬は、2011年生まれのシェルティー。
Kiitos(キートス)♂です。