ADHDとアスペルガー、どちらの特徴にも当てはまる?「発達障害」の重複障害とは (2/2)

執筆者: 土田くみ 職業:医療カウンセラー

 

アスペルガーの人に多い、人との距離感

自分のことを受け入れられるかがとても重要で、様子を伺っています。

自分から話しかけたりはできませんが、相手のほうから話しかけてくれたりすると、嬉しく心を開きます。

そして共感をしてくれるタイプの人なら、自分のことを話し出し、そして自分中心の話をたくさんします。

 

興味がない話題には…

また自分の興味のない話になるとつまらないので、すっと去ったり、大人しくなり、次からは誘われても面倒くさくなったりします。

 

人と群れるのも好きではない

また群れて何人かで食事にいくのも好みません。
自分の気の合う人一人といくほうが楽しいし、面倒くさいくらいなら一人で食事に行きます。

これもアスペルガーの方の傾向です。


しかし誘ってもらえるのはとても嬉しいので、ランチなど声をかけてもらえないと面倒くさいと思っているのに、傷ついたりするのもアスペルガーの方の特徴です。

 

 

どのように付き合っていくべきか?

ではどう対処していけば良いでしょうか?
次回からは対処法についての具体的なお話をしていきたいと思いますが、先ずは何回も言うようですが障害ではなく、個性、特性と思い今の自分を受け入れることから始まります。

それが出来るようになると対処法をすんなりできるようになるかもしれません。
そして周りにそんな方がいれば理解の目で温かく見守り協力をしてあげてほしいと思います。

 
 コラムニスト情報
土田くみ
職業:医療カウンセラー

Kumi心理カウンセリング研究所の土田くみです。
私は、医療の現場で様々な手法を用いて患者さんの心のケアに当たっております。
現在、芦屋、神戸、西明石で精神障害や発達障害、また医学界では慢性疼痛の研究をしております。
身近な街の心の医療カウンセラーとして皆さんのお役に立てたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。