ここ数年、健康食品のCMや広告を多く見かけるようになりました。

興味が出てきた方も少なくないと思います。

健康のために始めるべきか、つい悩んでしまいますよね。

でも、健康食品なら何でも良いということはありません。

直接体に入るものですから、きちんと選んだものを摂取したいですね。

まず、どんな成分が含有されているかチェックしましょう。

聞いたこともないような怪しい成分が入っていないでしょうか。

健康食品は様々な成分が入っています。

化学合成成分も珍しくはなく、コスト削減のために変な原料から作っていることもあります。

基本的に、使用原料は最低限確認すべきです。

自然由来成分と化学成分とでは、体の吸収率も変わります。

含有成分と原料は必ず見ておきましょう。

なるべく自然由来が望ましいです。

健康食品は原料が問題なくても、製造工程でどんな対策を取っているかも重要です。

例えば、「GMP認定工場」という、厳格な基準で製造された健康食品があります。

品質や衛生管理、保守点検まで、幅広い分野で基準をクリアしている証拠です。

またGMPだけでなく、放射能検査や各種分析試験の結果を公表しているか確認しましょう。

基本的に問題ない場合が多いですが、いっさい情報がないなら止めておくのも手です。

安全性に重点を置きたい方はチェックしてみましょう。

スーパーで販売されている加工食品には、様々な添加物が使われています。

たとえば着色料や酸化防止剤などですね。

当然健康食品でも、何らかの添加剤が使われていることがあります。

妙な添加物が使われていることもあるため、なるべく無添加を選ぶのが良いでしょう。

「○○に効果あり」と謳う健康食品は少なくありません。

ですが、実際はそれほど効果がなかったり、そもそも認められていないこともあります。

誇大広告として行政処分される事例も後を絶たず、今後も無くなることはないでしょう。

本当に効果があるのか、まずは疑うべきです。

科学的な根拠がなければ、単なる迷信か「あるかもしれない」というプラシーボ効果程度です。

当然個人差もありますから、どの成分がどう作用するか、根拠となる栄養素の知識や相互作用の効能を調べる必要があります。

口コミも、点数や評価の高いものばかり鵜呑みせず、評価の低いレビューの内容を基準にした方が良さそうです。

ステマレビュー以外のものが見当たらない場合は、Amazonなど大手通販サイトで取り扱われていないか調べてみましょう。

誰も、ネットのどこでも一般レビューが見当たらないものは、避けた方が無難です。

価格が安くなっていませんか？

何故安くできるのでしょうか。

元々の製造コストが安い健康食品も多数あります。

特に安い健康食品は、添加物がたっぷりで、かつ原料も変なものが使われている場合もあるようです。

効果のある成分の含有量が少なかったり、天然素材がほぼ皆無で、化学合成成分ばかりだったりすることもあるため、かえって安すぎる商品は避けるようにしましょう。

上記全てをクリアしていたとして、飲む量がやけに多いと、なかなか長続きしません。

中には、1日16粒を目安に…などという使用上の注意もあり、朝・昼・夜と分けて各何粒までなら面倒くさがらずに飲めるかを、ライフスタイルに合わせて考えてみましょう。

本当に信頼できる健康食品は、中々見つからないと思います。

健康食品ばかりに頼っていると、かえって健康を害する恐れもあります。

健康食品は爆発的に増えていますが、一度冷静になって原料・成分・安全性・添加物、そして効果や効能をチェックしましょう。

また、健康食品類は、不健康な生活の中に摂り入れてもなかなか効果を発揮し辛いもの。

それらにお金を掛ける前に、基本的な生活や睡眠は出来ているか、いま一度チェックしてから買っても遅くはありません。