インスタントコーヒーをもっとおいしく淹れる方法!粉末の量やカップの温度、粉末製法を調整しよう
コーヒーソムリエ直伝!インスタントコーヒーの美味しい淹れ方を紹介。「インスタントはまずい」と思っている人は、フリーズドライか、スプレードライか、そして入れ方をチェックしてみて。
インスタントコーヒーの良いところは、とても手軽に飲めること。
一般的なコーヒーのように豆をひき、水を入れて落とす…という必要がありません。
便利だからと、常備している人も多いのではないでしょうか。
「お湯を入れてまぜるだけ」と思われているインスタントコーヒーは、実は奥が深いのです。
今回は、コーヒーソムリエの資格を持つ私が、インスタントコーヒーの正しい入れ方についてお話していきます。
インスタントコーヒーに限ったことではありませんが、温かい飲み物をいれるときは、カップも温めておいた方がおいしく仕上がります。
この時に使うお湯は、ごく一般的なもので構いません。
事前にカップをしっかり温めることで、インスタントコーヒーの味は良くなります。
ここまですれば、インスタントコーヒーが、一般的な豆と似たところまで味が高まると言われています。
「この人の淹れたコーヒーは美味しい」ということで、社内での評判も上がるかもしれませんね。
カップが温まったら、インスタントコーヒーを入れます。
カップ1杯につき、1袋が目安として、メーカーの推奨量をチェックしましょう。
ティースプーンを使って入れる形式の場合は、スプーン1杯が目安です。
多くの人は、「これくらいで足りるのだろうか」と不安に思うでしょうが、これで十分事足ります。
ここに、しっかり熱く沸騰させたお湯を注ぎこみ、混ぜましょう。
砂糖やミルクは、この後に入れるものです。
また、インスタントコーヒーは大きく2種類に分けられます。
抽出したコーヒー液を一気に凍らせて作る「フリーズドライ製法」、コーヒー液から水分を蒸発させて作る「スプレードライ製法」の2通りです。
コーヒー本来のおいしさを追及するのであれば、前者の「フリーズドライ製法」が、手軽さを重要視するならば後者の「スプレードライ製法」方が良いとされています。
この2つは、外見上ではなかなか見分けがつきませんが、粉に注目してみてください。
「スプレードライ製法」が完全な粉であるのに対し、「フリーズドライ製法」はやや粒状です。
使い方が異なるので、買う前には必ず確認をしましょう。
「インスタントコーヒーなのに、なかなか粉がとけない」と悩んでいる人は、スプレードライコーヒー(水にも溶けやすい)でなく、フリーズドライ製法の粉を使っているのかもしれません。
インスタントコーヒーは、その手軽さから、非常に人気の高いもの。
「仕事のお供だ」という人も多いのではないでしょうか。
毎日飲むものだからこそ、入れ方に一工夫したいものですね。
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Latte Columnist
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