毎日コーヒーを飲んでも健康に悪影響を及ぼさない、5つのポイント [ホリスティック栄養士解説]
珈琲は結局体にいい?悪い?カフェインレスコーヒー(デカフェ)やオーガニック珈琲など、良質で健康にもよいコーヒーの選び方を紹介。
今回は良質な珈琲の選び方をご紹介したいと思います。
ほとんどの方は、お気に入りのブランドやフレーバーでコーヒーを選ぶことが多いと思います。
ですが、それ以上に気をつけていただきたいことがあります。
まず第一に、コーヒーは、できるだけオーガニックのものを購入しましょう。
海外で栽培されているオーガニック以外のコーヒーの木には、大量の農薬が散布されています。
また、使用される農薬の種類や量は、厳しく規制されていないのが現状です。
これらの農薬は、体内に蓄積され、癌、パーキンソン病、糖尿病、流産をはじめとするさまざま健康上の支障を招く場合がありますので、毎日のようにコーヒーを楽しまれる方は、できる限りオーガニックのコーヒーを選ぶことをお勧めします。
また、白い紙のコーヒーフィルターにはブリーチが使われていますので、無漂白の茶色のフィルターをできる限り購入しましょう。
コーヒーメーカーでコーヒーを淹れると、これらの物質のほとんどはフィルターにより排除されるのですが、フィルターを通さないエスプレッソやフレンチプレスで淹れたコーヒーには、これらの物質がそのまま含まれています。
コーヒーは酸性が強い飲み物なので、胃が弱い方にとっては胃が刺激されることもあります。
そのため、アメリカなどの海外では酸性の低い (Low Acid) オーガニックコーヒーも、ヘルスフードストアなどで発売されています。
カフェインに敏感な方や妊娠中の女性には、デカフェ(カフェインレス)コーヒーがお勧めです。
コーヒーのカフェインを抜くプロセスには、次の3種類があります。
コーヒー生豆を直接、有機溶剤に入れてカフェインを除去するか、間接的に有機溶剤を使って除去します。
有機溶媒には、塩化メチルや酢酸メチルなどの化学物質が主に使用されます。
この方法は比較的安価ですが、溶媒により風味が変わってしまうことが弱点です。
また、これらの溶媒の使用は少量であるため安全と言われているものの、塩化メチルは発がん性物質、酢酸メチルも毒性物質であることが認められているため、安全性を懸念する消費者が多いことも事実です。
コーヒー生豆を充填した槽に水を通してカフェインを水溶性成分ごと抽出し、続いてこの抽出した水相から有機溶媒でカフェインを除去します。
これはコストのかかる除去法である一方、有機溶媒を直接豆に使用しないため安全性が高く、風味もほとんど失われません。
多くのオーガニックのコーヒーには、この方法が採用されています。
超臨界流体の状態にした二酸化炭素を使用して、カフェインを抽出します。
これは比較的新しい安価な方法で、有機溶媒を使用せず、安全であるため、この方法を採用するメーカーが増えつつあります。
また、デカフェコーヒーを選ぶ代わりに、コーヒーに風味が似た代用品を選ぶこともできます。
マクロビオティック実践者に人気のある「たんぽぽコーヒー」や、穀物やチコリなどを原料にしたコーヒーなど、さまざまなメーカーから、ナチュラルな飲み物が販売されていますので、気に入ったブランドを探してみるのも良いでしょう。
国境を越えて、世界で愛されている飲み物、コーヒー。
コーヒーの香りを嗅ぐだけで癒やされる、という方も多いのではないでしょうか。
疲れを感じたときは、無理をせず、ほっと一息つきましょう。
良質なコーヒーが、きっとお役に立つはずです。
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本業の飜訳をするかたわら、ホリスティック栄養士/エネルギーワーカーとして、スピリチュアル性を重視しながら健康の改善と維持を目指すためのお手伝いをさせていただいています。特に、糖尿病の予防と改善、健康的な体重維持のサポートに力を入れています。2014年からはほぼ不食でも生きられるようになりましたが、ときには食を楽しむことを選択し、2つのブログではヘルシーなグルテンフリーのゆるべじレシピの紹介や、健康情報を発信しています。現在、『グルテンフリーガイド』のキンドル版をアマゾンで発売中です。
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