鬱っぽい時に摂るべき食事とは?セロトニンを増やしうつ症状を改善する食べ物ジャンル3選

執筆者: colonna
うつ病には食習慣も大きく影響する

 

うつ病の原因は、ストレスや不規則な食生活、乱れた生活サイクルなどにもあります。

鬱っぽい、やけに落ち込む、イライラすると感じたら、薬よりまずは食生活を見直してみるべきです。

 

セロトニンが足りてないんじゃ?

セロトニンは、感情をコントロールし、精神を安定させる働きを持つ神経伝達物質です。

セロトニンは、たんぱく質を豊富に含むトリプトファンとビタミンB6を合わせて摂取すると、体内で作ることができるものです。

 

トリプトファンとビタミンB6を含む食材は、大きく分けて3つあります。

【1】大豆製品
大豆、納豆、油揚げ、豆乳など

 

大豆製品にはトリプトファンが含まれています。

さらに、ビタミンB6も含まれているため、セロトニンを作る食材としてとても効果的です。

 

大豆製品はストレスや不安感を緩和させ、安眠を促す効果があります。

 

【2】魚介類
特にマグロやイワシ、カツオなど赤身のもの

 

トリプトファンとビタミンB6が多く含まれています。

 

ストレスへの耐性を高める自律神経をコントロールする作用があります。

 

【3】乳製品
チーズや牛乳、ヨーグルト

 

トリプトファンが多く含まれています。

しかしビタミンB6は微量なため、他のビタミンB6を含む食材と一緒に摂取すると良いでしょう。

 

イライラを解消させ、精神を安定させる効果があります。

 

さらにヨーグルトは腸内細菌に影響し、便秘に効くため、ストレスを軽減します。

セロトニンは健康な腸から作られるといいますので、腸内環境を整えておくことは大変効果的です。

 

食事は綺麗な場所で、リラックスしながら

食事をする際に気をつけることは、1人で食事をとらないようにすることです。

 

会話を楽しみながら、ゆっくりと一口ずつ

誰か他の人と一緒に会話をし、美味しさを共有しながら、ゆっくりと一口ずつ味わいながら。

楽しんで食事をしましょう。

 

一人暮らしの場合、明るい話題のテレビなどを付けて孤独感を薄くさせる、綺麗に整ったお部屋や食器で見た目の環境を良くした状態で頂く工夫を行いましょう。

食べているものは同じでも、食器や雰囲気でかなり気持ちに差が出てくるのを感じるでしょう。

 

 

3食しっかり、バランスよく

さらに食事の基本ですが、3食しっかりとバランスよく食べることです。

バランスよく食事をとるということは、脳にも栄養が十分届くということです。

落ち込む、イライラするなどの理由が、添加物や糖分の摂り過ぎに関係することはよくあります。

 

しかし、食材に囚われすぎてストレスを感じては意味がありません。

食べたいものと一緒に摂取するようにして、日常のストレスを軽減するようにして下さい。

 

おわりに

うつ病における食生活とは、「何を食べているか」「どんな環境で食べているか」の2つのポイントを意識してみましょう。

 

食生活を変えるだけでも、うつ病になりにくい意識を作ることが出来ます。

バランスよく誰かと一緒に食事をとることを心がけ、うつ病に負けない体と心を作りましょう。