フレンチ初心者も簡単!洋食のテーブルマナーと基本的な食べ方
こんにちは、フリーアナウンサーの中村朋美です。
和食・中華料理に続いて、今回は洋食のマナーについてお話します。
まず、ナプキンについてです。
メニューを頼んだ時に、膝の上にナプキンを広げます。
結婚式などでは「乾杯をした後」に広げましょう。
口元を拭う時は、自分のハンカチやティッシュペーパーを使わず、ナプキンの裏側で拭います。
また、食事中に席を離れる時は、テーブルの上に置くのではなく、椅子の上に置きましょう。
そして、食事が終わった後は、無造作ではない程度に、軽く畳んでテーブルの上に置きます。
丁寧に畳みすぎると、「口に合わなかった」と言う意味合いになるので、気を付けたいところです。
次に、カトラリー(ナイフ、フォーク、スプーン)についてです。
フルコースになると、沢山の数が並べられていますが、外から順に使います。
食事中、手を休める時は、ハの字になるように置きます。
そして、食べ終わった時は、右斜めの位置に揃えて置きます。
その時、少しカトラリーの持ち手の部分を中に入れ、あまりお皿から出ないようにすると、サービスをして下さる方に親切です。
アミューズや前菜に続き、スープですが、スープの飲み方には2通りあります。
手前から奥へは、イギリス式、奥から手前へはフランス式です。
日本では、お蕎麦などで音を立てて食べる習慣がありますが、洋食では音を立てず、静かに頂きましょう。
パンを頂く時は、一口ずつちぎって食べましょう。
お魚料理やお肉料理のソースをつけて食べても、失礼ではありません。
もし、パンのくずがテーブルに落ちてしまっても、自分で拾う必要はありません。
カトラリーを落としてしまったり、水をこぼしてしまったりした場合と同様、スタッフにお任せしましょう。
デザートでは、マカロンやウエハースなどは、手で持って食べて構いません。
ウエハースは、冷たいアイスクリームを食べながら、口の中の冷たさを調整するために添えられている意味もありますので、交互に食べると良いでしょう。
珈琲や紅茶を頂く時、スプーンはカップの向こう側に置いてから、飲みましょう。
角砂糖を入れて混ぜる時は、カップを傷付けないように、軽く混ぜます。
レモンを取り出す時は、ソーサーの上に直に置くのではなく、スプーンの上にレモンを置いたまま、カップの向こう側に置きます。
時間をかけながらゆっくりと味わうフレンチのコースは、ワインや会話も楽しみの一つです。
メインのお肉やお魚は勿論、ソースやお皿の中の演出も注意深く味わうと、益々幸せな時間になると思います。
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鹿児島テレビ放送株式会社でアナウンサーとして勤務後、独立。
「office中村朋美」を設立し、フリーとなる。
司会業・タレントトークショー・シンポジウムコーディネーター。
その場に即した好感の持てるしぐさや言葉づかい、コミュニケーション力アップのためのセミナー講師を務める。
おしゃべりレッスン塾「エレガンスサロンとも塾」主宰。
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