前に屈むと腰が痛い!前かがみで起きる腰痛の原因と改善方法
こんにちは、梅田整体療院院長の梅田孝男です。
前回に続き、腰痛についてお話したいと思います。
腰痛といっても、様々違ったタイプが存在します。
例えば大きく分けて、立ち姿勢で前にかがむ、前屈すると痛い腰痛があります。
反対に、立ち姿勢から後に反る、後屈すると痛い腰痛があります。
前屈と後屈の両方で痛みが強い場合もありますが、今回は、「前屈で痛みの強い腰痛」について取り上げます。
整形外科的には、前屈で痛い場合は「椎間板や仙腸関節の異常によるもの」とされることが多いようです。
腰椎ヘルニアや、坐骨神経痛などがそうですね。
なお、仰向けに寝て、足を伸ばしたまま上げようとすると痛い場合も同様です。
では、原因切り分けのために、椅子に座って前屈すると、痛みはどうなるか確認してみましょう。
痛みが減少する人もいれば、痛みが変わらない人もいます。
椅子に座って前屈すると痛みが減少する人は、腰痛の原因が、主に太もも裏側からふくらはぎにある人です。
座った姿勢では、膝が曲がり、太もも裏側の緊張が緩むので、その分、腰への負担が軽くなったためです。
太もも裏側の筋肉やふくらはぎの筋肉が硬くなり、柔軟性がなくなってしまうと、太もも裏側の筋肉は、骨盤でいうところの坐骨に付着しており、その筋肉が硬く縮んでしまったため、骨盤を引っ張り下げてしまうのです。
その結果、腰周囲の筋肉に無駄な緊張が続いて、自身の体力以上の負担となってきたとき、腰痛として発生してくるというわけです。
太もも裏側やふくらはぎの慢性疲労の影響が大きいので、それらを解消してあげると、腰痛も和らぐ傾向にあります。
以前、膝痛についてのコラムでご紹介した座り方をして、ふくらはぎから太ももの外裏側をマッサージすると良いでしょう。
その時、浅めに腰掛け、膝から下は常に閉じた姿勢で座ります。
指先から手の平全体で筋肉やスジを包み込み、皮膚を密着させて皮膚を上下に動かすだけでも違います。
また、ふくらはぎからハムストリングスのストレッチも有効です。
なお、座位前屈で痛みが変わらない人は、主な原因が、坐骨から上の上半身にある人です。
首から背中・臀部の筋肉、骨盤から上にかけての上半身の慢性疲労の影響により、腰痛が起きている状態です。
こうした場合、腕の疲労が関係していることがよくあります。
次回は、この座位前屈で痛みが変わらない場合について、詳しくお話します。
このように、前屈すると痛い腰痛の場合、椅子に座って前屈するとどうなるか試すことで、主な原因がどこにあるのかを自分で知ることができます。
こちらのコラムlatteでは、様々なストレッチやエクササイズが紹介されていますので、ご自身にあったものを捜して、参考にしてみるのも良いでしょう。
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群馬県高崎市の、梅田整体療院の院長として、日々施術をしております。
2000年3月に独立開業。整体、カイロ、東洋医学の他、筋肉反射療法や気エネルギー療法の気導術を習得。症状をなるべく速く、少ない回数でよくしたい気持ちで、ご対応させていただいております。
施術現場で起こる不思議な現象に、多くの体のことを学ばさせていただいてます。これまでの常識や知識ではなく、施術から得られた人の体の本質を、皆様のお役に立てるようお伝えしたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
施術録や日記等をお伝えしていますブログ「梅田整体療院のツッパリ解消ロックンロール」もご覧になってください。
http://umedaseitai.seesaa.net/
厚生労働大臣認可 日本健康サポート協同組合会員
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