20代にも多い「子宮頸がん」の原因と予防対処法!定期検診・検査で早期発見を (1/2)

執筆者: 中村 あや 職業:妊活アドバイザー(不妊カウンセラー)
知らないと怖い!「子宮頸がんになるリスク」

こんにちは、妊活アドバイザーの中村あやです。

 

みなさん、がん検診を受けていますか?
女性タレントの「ガン」の報道が、連日放送されるのを見ても、「まだ若いから大丈夫」と、アラサー女子は、あまり自分ごととして捉えられない人も、多いのではないでしょうか?

今回は、妊娠を考える女性にとって大切な子宮、若い女性にも増えている「子宮頸がん」に関係する、性感染症にフォーカスを当てたいと思います。

 

 

子宮頸がんは、実は20代にも多い!

恋愛や婚活も大事ですが、皆さんは性の関係で自分が受けるリスクのことを意識したことはありますか?

性交渉で媒介されるウイルスによる感染が原因

「子宮頸がん」は、子宮頸部(子宮の入り口)にできるガンで、日本では年間約15,000人の女性が発症していると報告されています。
パートナーとの性交渉で媒介される「HPV(尖形コンジローマ)」ウイルスの感染で発症します。

HPVは、常在ウイルスで、ありふれたウイルスではあるのですが、これらのうちガン細胞に変わりやすいのが、ハイリスク型とも言われる「16・18・31型」と言われています。

ハイリスク型の感染を防ぐための「子宮頸がんワクチン」も予防手段の1つではありますが、型が異なる場合や、すでに感染している場合には意味をなしません。

 

本来は自分の「免疫力」で排除されるのに…

一般女性の6〜8割の女性が、生涯に1度は感染することがあるとも言われるこのウイルス。

実際、感染しても多くは一時的で、本来は自分の「免疫力」で排除されるものなのですが、それがうまく排除されず、感染が継続するとガンを発症することがあります。

女性の膣内のバランスが崩れていたり、免疫力が低下していると、簡単に居座ってしまうんですね。

そして、潜伏しているものが徐々に徐々に、ガン細胞の元となる状態へと変化していきます。
仕事で多忙だったり、家事や子育てで忙しかったり、ふと忘れていた頃に出てくるので怖いのですね。

子宮頸がんにならないために気をつけるべきこと
不特定多数との性交渉には注意!

まず大切なのは、不特定多数の人と関係をもつのをなるべく避けること、また、パートナーが特定であってもコンドームをつけるようにすることです。

お相手に言うのはなかなか難しいかも知れないのですが、何よりパートナーにも気をつけてもらう必要があります。
加えて、体調が悪い日や、生理中の性交渉などをなるべく避けましょう。

検診をこまめに行なうのが大切

そして、何より大切なのはこまめな「ガン検診」です。

「子宮頸がん」は検診によって、防ぐことのできるガンです。
性交渉をするパートナーがいるという女性であれば、1年とは言わずに、半年に1度は婦人科で検査をすることをお勧めします。

 

早期発見すれば防げる!

検診でもしひっかかってしまっても、異形成と呼ばれる段階(細胞がガンに変化する可能性がある)という状態のレベルで判り、軽度であれば自分の免疫力を高めてウイルスを排除することもできます。

免疫力も大切!そのためにできることとは?

本来、私たちの体は、ウイルスを自分で排除できるような免疫力が備わっています。

膣内の乳酸菌のバランスを崩さないようライフスタイルに気をつける、日頃から体温を下げないようにする、また免疫に大いに関係する「腸の状態」を良くすることが大切です。

 

 
 コラムニスト情報
中村 あや
性別:女性  |   職業:妊活アドバイザー(不妊カウンセラー)

性の問題をポジティブに、男女で考えよう!
生殖医療について、日本ではまだまだハードルが高いイメージも多いかもしれません。
女性のライフプランニング、産める心と体づくり、夫婦生活や不妊治療についてわかりやすく伝えるコラムを書いていきます!

女のココロとカラダのセルフケア
Chaai-haat代表
http://www.chaai-haat.com

日本不妊カウンセリング学会会員
日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
タイ式ヨガ・ルーシーダットン講師
ベビーマッサージ講師
ブログ:http://ameblo.jp/chaai-haat/

 

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