主婦に聞いた「肉汁じゅわっ」なハンバーグの焼き方!ふっくらジューシーになる家庭ハンバーグレシピ

美味しいハンバーグの焼き方にはコツがある。現役主婦に聞いた、肉汁があふれ出るジューシーなハンバーグの作り方を紹介!

執筆者: 山本小枝子 職業:ダイエット、美容ライター
パサパサか生焼けか…

万人から愛されるお料理、ハンバーグ。

人気のおかずとして、自宅で作られる方も多いでしょう。

 

しかし、肉汁がジュワーっと出るジューシーなハンバーグを焼き上げるのは、簡単とは言えません。

 

中はパサパサ、外は真っ黒。

食べてみれば中が生焼け。

 

そんな悲しい経験もあるかもしれませんね。

今回は、失敗なしでジューシーなハンバーグを焼く方法をご紹介します。

 

 

タネ作りのコツ
牛肉と豚肉の黄金比率

美味しいハンバーグを作るために覚えておきたい、牛と豚の割合があります。

 

ハンバーグの黄金比率「牛挽肉:豚挽肉=7:3」

 

基本的な旨みは牛肉ですが、豚の脂が入ることでジューシーになるのです。

ただ、脂分が多過ぎたり質が悪いと、臭みや縮みの原因になります。

 

スーパーで合挽肉を購入される方も多いと思いますが、できるだけ良質のお肉を選びましょう。

 

 

冷たい状態でよくこねる

しっかりとこねる作業は、非常に重要です。

 

  • ひき肉に粘り気を出させて、肉汁を閉じ込める。
  • 肉同士をしっかり結着させ、焼いた時にビビが入らないようにする。

 

さらに重要なのは、こねる時の温度。

手の熱で肉の脂が溶けてしまうと、焼いた時に肉汁が外に出てしまう原因となります。

 

こねる前、こねている途中でも、手を氷水で冷やしながら作業しましょう。その際、水分は拭き取ることも忘れずに。 

 

空気を抜く

ハンバーグを成形する際、両手を使って、タネをキャッチボールのようにパンパンと叩きつけます。

 

中の空気を抜くことで、焼いている時に、空気が膨張してハンバーグが割れてしまうのを防ぐためです。

ひび割れは、肉汁が流れ出る原因になるので、注意しましょう。

 

よく寝かす

成形したハンバーグのタネは、ラップでピッタリと包んで冷蔵庫で寝かせます。

1~3時間くらいが目安です。

 

寝かせることで、脂が落ち着いて味が馴染みます。

 

低温で蒸し焼きにする方法

低温で焼くことで、パサつきを防ぎます。

また、水蒸気の熱を利用して蒸すので、中まで均一に熱を届けることができます。

 

1.弱火~中火で両面を焼く

少量のオリーブオイルを熱したフライパンに、タネを置きます。

パちパチと音がして焼き色がついたら、返して裏面も焼きましょう。

 

2.蒸し焼きにする

両面に香ばしい焼き色がついたら、お湯(目安は1/2カップ)を入れてフタをします。

火加減はそのままで、2~3分ほど蒸し焼きに。

 

3.中の水分を飛ばす 

水分が減って、パチパチと音が聞こえたら、フタを外して完全に水分を飛ばします。

 

4.肉汁の色をチェックして完成

最も分厚い箇所に竹串を刺し、透明な肉汁が出たら中まで火が通っている証拠です。

赤い汁が出た場合は、お湯を足して蒸し焼きを追加してみて下さい。

 

予熱で焼き上げる

余熱を使ってじっくり火を通すことで、驚くほどジューシーに焼き上がります。

 

1.中火で片面を焼く

少量のオリーブオイルを熱したフライパンに、タネを置いて中火で焼きます。

 

2.返したら火を止める

焼き色がついたら、返して火と止めます。

 

3.アルミホイルをかける

ハンバーグにアルミホイルをかけ、余熱で火を通します。

目安は10分ほど。

 

4.肉汁の色をチェックして完成

 

オーブンで焼く

オーブンで焼けば、ムラなく均一に火が通ります。

 

1.中火で両面を焼く

少量のオリーブオイルを熱したフライパンに、タネを置いて中火で両面を焼きます。

きつね色くらいでOK。

 

2.オーブンに入れる

200℃に熱したオーブンに、フライパンごと入れて10分焼きます。

 

3.肉汁の色をチェックして完成 

 

ここでは、オーブン使用可能な、取っ手の外せるフライパンを使用しています。
そういった物がない場合は、オーブンOKの器に、クッキングシートを敷いて代用して下さいね。 

 

おわりに

コツさえ押さえれば、自宅でもジューシーなハンバーグを味わえます。

パサパサや生焼けのハンバーグには別れを告げましょう。

 

ぜひ挑戦してみて下さいね。

 
 コラムニスト情報
山本小枝子
性別:女性  |   職業:ダイエット、美容ライター

ダイエットや美容、スキンケアなどについて執筆活動を行っています。
有益な情報を提供できるよう精進してまいります。