子供を習い事漬けにしないで!幼児期に必要な「2つの学習」とは? (1/2)

執筆者: 米田淑恵 職業:数教研千里中央教室 指導員
幼児・児童期における「お手伝い」と「外遊び」の重要性

こんにちは、数教研の米田淑恵です。

 

今時のお子さんは、みなさん本当に忙しそうです。

ピアノにプール、体操、空手、英語など、お稽古事は星の数ほどありますし、子どもは色々なことをやりたがります。

 

ですから、ほとんど毎日、何らかのお稽古に通っているというお子さんも、少なくありません。

 

学習塾に通わせようかな?

そんな中、幼稚園に入園すると「そろそろ学習系のおけいこもさせようかしら」と考えるお父さん、お母さんも多いようです。
年中さんくらいになれば、文字や数に関する興味を持ちだしますから、学習塾に通うには、ちょうど良い時期といえるでしょう。

 

今回は、学習を始めるにあたり、同時にやっておくと良いことを考えてみましょう。

 

 

子どもを伸ばす「お手伝い」をやって貰おう

まずひとつ目は「お手伝い」です。

お手伝いと言っても、本格的に何かをしてもらおう、というのではありません。

 

もちろん、本人に任せることができる手伝いがあれば別です。

積極的にやってもらうと良いでしょう。

 

できそうなものから頼んでいくのがベスト

とは言っても、今まで何もしてこなかった子どもが、いきなりお手伝いはできません。

ですから、できそうなものから頼んでいくのが、一番良い方法です。

 

多くのことが学べる!「スーパーでの買い物」

その中でも、一緒にスーパーへ買い物に行くことは、お子さんにとって、役立つことの多いお手伝いです。

買い物へ出かければ、数字や食べ物を直に見たりすることで、物の名前や数を知らず知らずのうちに覚えます。

 

にんじんなら「1袋3本入りだね」というように声掛けすることで、数量詞を自然に学んでいくのです。

この数量詞は、のちの算数学習に大切なものです。

 

文章題が出たときに「なんひきいますか?」と問われているのに「3こ」などと書いてしまうことがなくなります。また国語学習でも数量詞は学びますから、先に知っておいて損はしないわけです。

 

大切な学び「外遊び」をさせよう

もうひとつの大切な学びは「外遊び」です。

 

どの育児書にも書いてあるように、子どもは外が大好きです。

小さなうちだけでなく、幼稚園になったころにも、ぜひ散歩だけでもよいので、外で様々なものを見せてあげてほしいのです。

 

 

お子さんは「ミノムシ」を見たことがありますか?

農薬の影響で、ミノムシが少なくなっているのもありますが、外で遊んでいれば知っている、当たり前のようなものも知らない子どもが増えています。

 

一見、勉強に何の関係も無いように思える物事も、知らないと困ることが思いのほかあります。

国語では物語や説明文などを学びますが、「枯葉がヒューヒューまいあがる。ミノムシがゆらゆらゆれている。」といった表現も、そのものを知らなければイメージすらできないのです。

 

情景を思い描くことができなければ、物語を読みこむ際に「わからないまま」か「とても苦労する」かになりかねません。

 

 

 
 コラムニスト情報
米田淑恵
性別:女性  |   職業:数教研千里中央教室 指導員

こんにちは。
数教研千里中央教室の米田です。
豊中市・千里中央の新千里西町会館にて、週2回皆さんと楽しく学習しております。
子ども達の「わかった!」という言葉を聞くのが何よりうれしいです。
ブログも毎日更新中です。一度のぞいてみてください。「数教研千里中央教室へようこそ」で検索。

 

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