お土産に「春の和菓子」を。京都の可愛い和スイーツ8選
京都のお土産にもおすすめの、春を告げる可愛い和菓子達をご紹介します。和スイーツとお茶で、冬が溶け、春の訪れを感じてみませんか?
こんにちは、和菓子ライフデザイナーの小倉 夢桜です。
京都市内では、暖冬の影響で例年より早く梅の開花が始まりました。
梅の名所に出かけると一足早く春の訪れを感じることができます。
今回はこの時期ならではの、梅にちなんだお菓子をご紹介をさせていただきます。
京都の春は北野から始まると言われています。
北野天満宮の境内には梅の香りが広がり、春の訪れを告げます。
2月25日は北野天満宮の祭神菅原道真公の命日です。
梅の花をこよなく愛でた道真を偲び梅花祭が行われます。
境内の梅苑では上七軒芸舞妓の華やかな野点茶会が行われ華やかな雰囲気の中、春の訪れを感じることができます。
どちらのお菓子もこなし製です。
下鴨神社の境内・御手洗川にかかる輪橋(そりはし)の傍に植えられている梅の木。
こちらの梅は尾形光琳作『紅白梅図屏風(国宝)』に描かれている梅と云われています。
この梅は『光琳の梅』と呼ばれて住民に親しまれています。
紅梅を模った外郎製のお菓子です。
梅にちなんだ外郎製やこなし製のお菓子はよく見かけますが、こちらのような薯蕷製のお菓子はあまり見かけることがありません。
白梅をイメージして作られたようです。
梅の花が満開の光景の思い描き召し上がっていただきたいお菓子です。
華やかなこちらのお菓子をこの時期になると、ついつい購入してしまう方も多いのではないでしょうか。
二条城・本丸御殿の南西のお堀沿いの梅林の中には、一本の木に紅梅白梅が入り混じって咲く『源平咲分』と呼ばれる梅があります。
源氏の旗が白、平家の旗が赤だった事から、『源平咲分』と呼ばれるようになったそうです。
咲分というお菓子は、同じ梅の木から紅白の花が咲く様子を表現したお目出度いお菓子です。
この時期になるとよく見かける、和菓子好きには馴染みのあるお菓子です。
『梅に鶯』という言葉がありますように梅と鶯は取り合わせのよいものです。
『百花の魁(さきがけ)』と言われる『梅』。
そして、『春告鳥(はるつげどり)』という異名を持つ『鶯』。
春の訪れを知らせる取り合わせとして古来より親しまれてきました。
『うぐひす』を模ったこなし製のお菓子です。
梅の花が咲くこの時期になると和菓子屋の店先で『うぐいす餅』の貼り紙やのぼりを見かけるようになります。
端を少しすぼめた形にしているのは鶯に似せる為です。
うぐいす餅を食べると春がそこまでやってきていると感じます。
今回は梅にちなんだお菓子をご紹介させていただきました。
春を感じていただけましたでしょうか。
梅を見た時に、お菓子の事を少しでも思い出していただければ嬉しく思います。
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京都五感処・京都Loversフォーラム代表。
『今だけ』『ここだけ』『あなただけ』をコンセプトにオフィシャルホームページ『きょうの「和菓子の玉手箱」』で京都の素敵な和菓子たちの世界を毎日お届け。
この2年間に自身が食べた和菓子の数は1000個を優に超える。
数々の和菓子を見て、食べて感じた経験を活かして、現在は和菓子関連のテレビ制作に協力。
みなさんに和菓子の素晴らしさを伝えて、より身近に感じていただけるような活動を目指しています。
【京都Loversフォーラム】オフィシャルHP
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