こんにちは、ピアニストの小川瞳です。

季節の変わり目、別れや出会いの時期、新生活が始まる人…。
環境が変わるときは、どうしても、精神的にも不安定になりがちです。

つらいことがあったり、重い悩みをかかえてしまうと、なかなか音楽を聴くというゆとりも持てないかもしれません。

ですが、普段からヒーリング音楽を身近に置いておくと、落ち込んだときに想像以上に役立つのです。

3500Hz～4200Hzの周波数は、リラックス時に出る「副交感神経」を優位にしてくれる効果が実証されています。

「1/fゆらぎ」という言葉を聞いたことがあるかと思います。

自然界に存在する音や、モーツァルト、アーティストでは宇多田ヒカルさんの音楽などが、そのゆらぎを出していると言われています。

ヒーリング音楽もこの理論を踏まえて作られていますので、聞くことで自然と心が軽くなることを実感できるでしょう。

「特効音薬 サブリミナル効果による不安解消」というCDが、ヒーリング音楽として大変効果があると言われています。

これは、ピアノをメインにした音楽です。
波の音がバックに流れていて、とてもリラックスできます。

なんと、サブリミナル効果を用いているので、50分間の音楽の中に、3千6百万回ものメッセージが挿入されているのです。

毎日聞き続けると、潜在意識に働きかけ、精神状態が変わってきます。

音楽でのサブリミナル効果がとても注目されているなか、「心にきく薬奏 サブリミナル効果による不安解消」というCDも人気です。

こちらも、ずっと波の音がはいっていて、その中で、ポジティブになれるメッセージが、サブリミナル効果で挿入されているタイプです。

聞き続けていると、自然と考え方が前向きになってきて、悩みが軽くなってくるはず。

「落ち込みと不安からの回復」というCDも、ヒーリング効果が期待できます。

このCDは、カウンセリング修士、キャロライン・ボールが作ったものです。

キャロライン・ボールは「落ち込みを抜け出す」と「不安を解消する」の2つのエクササイズを生み出した人物で、この2つのエクササイズを通じて希望を見出す考え方を身につけられるように、優しく導びいてくれます。

特にこのCDは、ヘミシンク(※)の周波数が、人の心をリラックスさせ、勇気付ける作用をもたらします。

※米国モンロー研究所が開発した、意図的に意識状態をコントロールすることができる音響技術。

音楽を聴くことには、肉体的に何の負担もありません。
厳密にいえば、耳の筋肉を使っているわけですが、疲労を感じるほどではないですし、音楽でなくても、音を聞いていれば、普段から耳の筋肉は使っているわけです。

他は、自分から働きかけることはなにもなく、CDの再生ボタンを一回押すだけ。
完全に受身の状態だから、心からリラックスして音楽鑑賞には取り組めるのだと思います。

心身ともにお疲れのときには、ぜひ一度、音楽鑑賞の時間をとってみてくださいね。