春の衣替え。すっきりクローゼットになる収納方法のコツ

冬服から春服へ。すっきりクローゼットになる収納方法を紹介。春の衣替えシーズン、冬服を整理して、出し入れしやすいコツをプロが紹介!

執筆者: 高塚志保(Room&me) 職業:整理収納アドバイザー/ルームスタイリスト
着たい服がすぐに見つかるクローゼットに変身させる方法

こんにちは、整理収納アドバイザーの高塚志保です。

 

暖かい日差しが気持ちいい季節になってきましたね。

そろそろダウンやウールのコート、厚手のニットの出番はおしまいです。

 

冬物でぎゅうぎゅうになっているクローゼットを整理して、綺麗な色のスカートやシャツを並べて、春を感じるクローゼットに変身させましょう。

 

 

冬物衣類、クリーニングを忘れずに
冬物衣類も、夏服と同じくらい汚れている!

この冬お気に入りでよく着たコートやニット、ほとんど汚れていないと思っていませんか?

実は冬の衣類も、夏と同じくらい汚れています。

 

暖房のきいた電車の中でコートを着たままでいると、気づかないうちに汗をかいています。

汗や皮脂は放っておくと、シミや虫食いの原因になることがあるので、そのままにせず、必ずクリーニングに出しましょう。

 

 

正しいお手入れをすることによって、衣類のきれいな状態を長く保つことができるので、来年の冬も大活躍してくれること間違いなしです。

春はクリーニング料金がお得!

ダウンやウールのコート、マフラーやストールなどの冬物をクリーニングに出すなら、今の時期、つまり春がお勧めです。

 

なぜなら、冬の終わりから春にかけては、多くのクリーニング店が料金の割引キャンペーンを行っているからです。

家庭用洗濯機では洗えない冬物衣類のクリーニング、お得な情報を入手して賢く利用したいですね。


また、次の冬までの間、預かって保管してくれるサービスもあり、かさばるコートなどの冬物衣類の保管に便利です。

お近くのクリーニング店をチェックしてみましょう。

 

今シーズン一度も着ていない洋服を整理して手放す
一度も袖を通さなかった洋服には、それなりの理由がある

この冬、一度も着ていない洋服はありませんか?

 

「毛玉がたくさんついている」「肩幅が大きい」「丈がちょっとだけ長い」「もう少し落ち着いた色だったらいいのに」「前は気に入っていたけれど」など、着ていない洋服には、着られない理由が必ずあるものです。

 

 

年齢や体型の変化で、数年前には似合っていた服がだんだん似合わなくなることもあれば、着用や洗濯を繰り返していくうちに、衣類は劣化や消耗していくものでもあります。

 

今シーズン着ることがなかった洋服は、これからも出番はないので、手放しても大丈夫です。

 

どんな時に着るか想像できない洋服は、出番は永遠に来ない

「いつか着るかも」と思ってつい残してしまいがちな洋服ですが、「いつか」は、いつになってもやってきません。

「どんな時に着るか」「いつ着たいか」を具体的に考えてみることが大切です。

 

どんな時に着るかを想像できない洋服は、いつになっても着ることはないので、残す必要はありません。

思いきって手放しましょう。

 

どうしても手放すことができないなら、その洋服を実際に着て出かけてみるといいでしょう。

着心地の悪さや似合っていない恥ずかしさを感じて、もう、二度と着ることがないと気づくことでしょう。

出し入れしやすく、楽しい、快適なクローゼットの中身とは

ショップのディスプレイのように、クローゼットにオンシーズン(春)の洋服がずらっと並んでいれば、良いこと尽くめ。

出し入れがスムーズになったり、朝、外出前の洋服選びが楽しくなったり、洗濯物をしまうのも楽にできるようになりますよね。

 

冬物は、クローゼット以外のところに保管するのが理想

そんな快適なクローゼットを目指すなら、オフシーズン(冬)の衣類をクローゼットから出して、押し入れの天袋やベッド下など、別の場所に移動して保管するのがお勧めです。

 

 

全部クローゼット内に保管するしかない場合は、並べる場所をひと工夫。

移動させる場所がない、またはクローゼットのスペースに余裕があるなら、クローゼット内で洋服を移動させるだけでも、充分快適なクローゼットを目指すことができます。

 

そのコツは手前(使いやすい部分)と奥(使いにくい部分)を使い分けること。

クローゼットの扉が少し開いた状態で洋服の出し入れができるのが、収納の一番使いやすい場所、つまりゴールデンゾーンになります。

 

ゴールデンゾーンに春の服を!

このゴールデンゾーンに、オンシーズン(春)の洋服を並べれば、毎日着る服は取り出しやすく、しまいやすくなります。

 

逆に、オフシーズン(冬)の洋服は、扉を全部開けないと取り出せない奥や端のほうなど、クローゼットの取り出しにくい場所を利用して収納するといいでしょう。

 

 

湿気やカビに注意!

次の冬まで長期間衣類を保管するときは、湿気やカビが生える心配があるため、通気性の良い不織布などのケースに入れましょう。

 

また、中身が一目で分かる透明のケースなら、何を入れたか忘れる心配がないのでお勧めです。

次の冬、カビが生えて着られないということがないように、湿気対策として防虫・防カビ剤を入れておくと安心です。

 

おわりに

春の衣替えで、まず最初に行いたいことは、冬物衣類をクローゼットから出すことです。

冬物衣類がなくなったクローゼットは、洋服の出し入れがしやすくなっていることに気づくはず。

 

次に、トップス、スカート、パンツ、ワンピース、アウターなどアイテムごとに並べ替えましょう。

それぞれのアイテムがどれだけあるかひと目で分かるので、コーディネイトがしやすくなります。

 

洋服をしまう時も、アイテム別に戻すことを意識すると、気持ちの良いクローゼットが長続きします。

冬物衣類を整理すれば、着たい服がすぐに見つかるクローゼットが手に入ります。

 

春の衣替えで、新生活を気持ちよくスタートさせましょう。

 
 コラムニスト情報
高塚志保(Room&me)
性別:女性  |   現在地:東京都  |   職業:整理収納アドバイザー/ルームスタイリスト

『片づけはストレスフリーに暮らすための近道』をモットーに、整理収納片づけを通して頑張る女性のサポートを行うグループRoom&meに所属。

転勤のため数回の引っ越しを経験し、そのたびに出る大量のごみ袋を目の前に、必要なものだけを持つ暮らしの大切さを実感する。そんな思いを抱きながら参加した片づけセミナーがきっかけとなり、整理収納アドバイザーの資格を取得。現在は夫、中学生の息子、小学生の娘と世田谷のマイホームで家族が片づけやすい収納を実践中。アドバイザーとしての知識と転勤族の主婦として、家事育児に追われ自分を見失いそうになった経験を活かし、悩める子育て世代の女性に向けた自宅セミナーや片づけサポートを中心に活動中。

・片づけてもすぐに散らかってしまう
・「片づけなくちゃ」や「片づけなさい!」口癖になっている
・部屋は片づいているけど、扉の中はぐちゃぐちゃ
・子供に片づけを教えたいけど、自分も片づけには自信がない
・片づけはつい後回しで、いつの間にか手のつけられない状態に!?

そんな“片づけストレス”を感じていませんか?

家事・仕事・育児に忙しいお母さんには、片づけのことを忘れて家ではゆっくりくつろいでほしいものです。日々の片づけストレスから解放されるために、整理収納を一緒に身につけて、心地よい暮らしを手に入れませんか?私たちRoom&meの整理収納アドバイザーが丁寧にサポートいたします。

・個人宅へお伺いしての整理収納サポート
・整理収納の基本が身につくオリジナルセミナー
・雑誌やテレビなどのメディア出演

ウェブサイト http://www.roomandme.net/
高塚志保ブログ http://ameblo.jp/shihotakatsuka/

 

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