[眼科検査技師が解説]エクステ・つけまつげは目に悪い?接着剤成分の悪影響を考える
アイメイクで顔の印象はずいぶん変わります。お化粧のとき、マスカラだけでなく「つけまつげ・エクステ」をしている女性は、目の病気に要注意!
こんにちは、眼科検査技師の中根千恵です。
お化粧に欠かせないのがアイメイク。
目元で顔の印象は随分変わりますよね。
大きい目にしたいと、まつげエクステやつけまつげを行う女性も多いかと思います。
しかし最近、これらのアイメイク使用時にトラブルが多いのも事実です。
まつげエクステ・つけまつげに使用される接着剤ですが、実は眼科医師、医療従事者も知らない成分が多いのです。
主な成分の一例を紹介します。
- エチルシアノアクリレート
- アルコキシシアノアクリレート
- ブチルシアノアクリレート
- ポリメタクリル酸メチル樹脂、
- カーボンブラック(着色料)…
施術を受ける前には必ず、資格保有者かを確認しましょう。
- 植物性スクワラン
- ブドウ種子油、
- イソステマリン酸ソルビタン
- ヒドロキシプロピルメチルセルロース
- ベントナイト
- 炭酸プロピレン
- エトキシジグリコール
- フェノキシエタノ…
全て医薬部外品です。
これらの成分が眼に入ると、感染症・炎症・重篤な結膜炎などを起こす危険性があります。
近年、こうしたトラブルで眼科を受診される女性は少なくありません。
☑ まつげエクステは化粧を落としても維持出来る
☑ マスカラより、つけまつげの方が目が大きく見える
☑ エクステならスッピンでも目元がパッチリする
つけまつげ、エクステのメリットは、美容に敏感な女性には大きな魅力です。
しかし、デメリットもあります。
☑ 接着剤が体質に合わずアレルギー反応を起こす
☑ 自分の睫毛(まつげ)が抜けてしまう
☑ 接着剤が眼に入ると重篤な症状を起こす
☑ エクステは1〜2ヶ月で取れていくため、維持するためには定期的に施術が必要となり、経済的負担が大きい。
☑ エクステの人口毛は抜けやすく、眼内に混入すると結膜異物となりゴロゴロする
※自分で取り出そうとすると、結膜や角膜(黒目)を傷つけてしまう可能性が高い
つけまつげ・エクステよりはマスカラの方がリスクが低く、使用上の注意を守ればアイメイクを楽しめます。
マスカラを塗るコツ・注意点
これは、眼内にマスカラ液が入らないための予防です。
化粧崩れにも大変有効です。
まつげの根元(眼の淵)には、マイボーム腺という油を分泌する部位があります。
ここから油が分泌され、眼の表面を覆うことで、水分の蒸発を防いだり眼全体を保護する役割を果たします。
冷たい風は刺激が強いため涙が分泌されます。エアコンなどで眼が乾いた時に自然に涙っぽくなるのは、眼の渇きを防ぐためです。
眼が乾くと角膜(黒目)に傷が付きやすくなります。
それを防ぐために涙・油が分泌されるのです。
根元までマスカラを付けてしまうと、乾き目や角膜を保護するために分泌される涙や油分でマスカラが滲み、化粧崩れの原因になってしまいます。
まつげの中心〜毛先に塗っていた方がマスカラ液の眼内混入のリスク軽減とともに、化粧直しの際にマスカラを何度重ね塗りしても綺麗に仕上がります。
つけまつげ・まつげエクステは目が大きく見えて可愛くもなり、綺麗にも仕上げることが出来ます。
しかし、「特別な時」以外の日常は、なるべくマスカラを使いましょう。
眼疾患になるリスクが軽減するほか、数年後の自分の睫毛や眼の健康のためにも心がけたいポイントです。
|
|
様々な資格・経験・知識を活かしてWebライター、コラムニストをしております。
購読して頂いた方々へ、ほんの少しでもお役に立てる内容を提供できる書き手で在りたいと思っております。
宜しくお願い致します。
【資格】
・眼科検査技師
・サービス介助士
・食育インストラクター
・メイクセラピスト
【他社Webサイト記事一例】
◆http://gippy.jp/writer/18
◆https://myreco.me/u/17462553567280758789
◆http://purelamo.com/author/chie
◆http://beauty.yahoo.co.jp/search?q=中根千恵
◆http://wooris.jp/?s=中根千恵&submit=検索
◆http://googirl.jp/entame-2/160515power001/
◆http://bimens.com/author/chie
◆http://woman.excite.co.jp/article/中根千恵/
【Facebook】
https://m.facebook.com/anank.chi?ref=bookmarks
|
|