投資に勝つ心理状態とは?感情に左右されずお金を増やす「行動ファイナンス理論」後編 (2/2)

投資でお金を増やす際においても、人間は感情に左右されています。感情に流されないために必要な「行動」と「ルール」について解説します。

執筆者: 荒川雄一 職業:国際フィナンシャルコンサルタント

「損失が10%出たら、自動的に売却して損失を確定させる。」


このようなルールを併せ持っていれば、どんなに損をしても、1回の投資では最大損失10%で済みます。

 

冷静に「ルール」に従うこと

勝つためには、自分自身の「感情」・「思い込み」・「願い」などはすべて排除しましょう。

そして「ルール」に基づいて投資を行うことが非常に重要なのです。

 

感情をコントロールできない方は投資に向かない

ルールは分かっていても、現実的には、感情が入ってなかなか難しいという方もいるでしょう。

残念ながら、そういった方は、自力での株式トレーディング(取引)等は考え直した方が良いかもしれません。

 

投資の際は心に余裕を

感情移入してしまう方は、ファンドマネージャーが運用してくれる投資信託などで、アドバイザーの意見を参考にしながら投資された方が良いでしょう。

いずれにしても、少し心に余裕を持てる状態で投資に臨むことが大切です。

おわりに
  1. 人間の感情で投資を行うと、利益は小さく、損失は大きくなりやすい
  2. それを防ぐには「投資ルール」が必要
  3. ルール通りに行動できない人は、自分で取引せず、アドバイザーなどの意見を聞いて余裕を持った投資を心掛ける

 

2回に渡って、人間の感情と投資の関係についてお話してきました。

冷静かつ心に余裕を持った姿勢で、勝つための投資をして下さい。

 
 コラムニスト情報
荒川雄一
性別:男性  |   職業:国際フィナンシャルコンサルタント

投資顧問会社IFA JAPAN®株式会社ほか、リンクスグループ3社の代表を務める。現在、経営コンサルタントのほか、金融機関に影響を受けない独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)として、国内外の金融商品を用いた「ポートフォリオ・マネジメント・サービス(PMS)®」の評価は高い。
また教育にも力を入れており、講演回数は800回以上。その他、日本経済新聞社、各マネー誌、フジTVなど執筆、出演も多数。

■ライセンス
経済産業省登録 中小企業診断士
国土交通省登録 公認 不動産コンサルティングマスター
日本FP協会認定CFP® 他

■メディア実績(執筆、取材など)
 ・日本経済新聞 、日経ヴェリタス 
 ・納税通信、税理士新聞
 ・富裕層向け雑誌「ミリオネア」「NILE’S NILE」
 ・フジテレビ「とくダネ!」、テレビ朝日「やじうまテレビ!」など

■著書
「海外分散投資入門 ―日本が財政破たんしても生き抜くためのノウハウ―」
(Pan Rolling社)
「海外ファンドのポートフォリオ」(Pan Rolling社)
「着実に年10%儲ける海外分散投資入門」(実業之日本社)
「投資のプロが教える初心者でも失敗しないお金のふやし方」(IFAメディア出版)

 

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