虫歯ができやすい人のNG生活習慣4つ。甘いものを食べると虫歯になりやすいって本当?
甘いものや酸性食品など、虫歯ができやすい食べ物や生活習慣をしている人は要注意!?虫歯になりやすい人の共通点4つ。
こんにちは、歯科衛生士の太田由美です。
今回は、虫歯ができやすい生活習慣についてお伝えしたいと思います。
ミュータンス菌などの虫歯菌は、砂糖が大好きです。
甘いものを食べたあと、しばらくすると口の中が酸っぱくなると思います。
これは、虫歯菌が糖を餌として摂取し、代謝産物として乳酸を産生するからなのです。
歯の主成分は「ハイドロキシアパタイト」という塩基性リン酸カルシウム(アルカリ性)で、口の中に酸が入ると中和反応が起ります。
歯の表面で乳酸を中和することでハイドロキシアパタイトは分解され、脱灰が起こり虫歯になってしまうのです。
甘いもの好きな人は、食べる回数をなるべく控えて虫歯を予防しましょう。
「酸蝕症」という言葉はご存知ですか?
これは、酸による歯質の欠損のことで、虫歯と同じように脱灰が起こり、穴が歯に空きます。
歯のエナメル質は、pHがpH5.5より低くなると溶けはじめ、高ければ守られます。
酸性度の強い食品は、柑橘類・ドレッシング・ワイン・スポーツドリンク・炭酸飲料(コーラやビール)などが挙げられます。
これらを召し上がる際は食事と一緒に、又は食後すぐとし、間食として頻繁に摂ることはやめましょう。
きちんと歯磨きしているのに、ちっとも虫歯が減らない!どうしてだろう?と思っている方は意外と多いものです。そんな方は案外、間食が多いのかもしれません。
オフィスでチョコや飴、クッキーなどをよく召し上がっていませんか?
スポーツの合間にちびちびスポーツドリンクを飲んでいませんか?
砂糖入りの甘~いコーヒーがお好きではありませんか?
その度ごとに歯は少しずつ脱灰してゆきます。
虫歯につながるこれらの習慣、ぜひ変えていきましょう。
夜、きちんと歯を磨いても、寝る前にお酒を飲んでいませんか?
ビールがpH4.3、ワインがpH3.4で酸性飲料です。
歯にとって良い飲み物とはいえません。
飲むならお茶かお水にしましょう。
虫歯は生活習慣病とも言えます。
甘いものや酸味のあるものの摂りすぎ、ダラダラ食い、そして寝酒などは、歯にとって好ましくない習慣です。
あなたの歯を健康に保つため、ぜひ生活習慣を見直してみてください。
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