歯周病の知識を歯科衛生士が解説!歯周病の進行度と予防ポイント
歯周病の予防法を紹介。「私は歯周病なんて関係ない」「歳をとってからなるもの」「きちんと歯磨きをしていない人がなるもの」という考え方は間違い。歯の健康を守るために、今から始めましょう。
こんにちは、歯科衛生士の太田由美です。
今回は、歯周病の正しい予防方法をご紹介します。
皆さん「私は歯周病なんて関係ない」「歳をとってからなるもの」「きちんと歯磨きをしていない人がなるもの」なんて思っていませんか?
いえいえ、歯周病は誰でもなる可能性があります。
若くても、きちんと歯磨きしていても、だから安心と思ってはいけません。
歯並びの悪いところや親知らず周辺、奥歯の歯と歯の間など、自分では気づかないところで歯周病菌は静かに、時に活発に活動しているからです。
「歯周ポケット」をご存知ですか?
また、きちんと測ってもらったことはありますか?
- 1~3mmで出血がない ⇒ 健康な状態です。
- 3mm以上で出血がある ⇒ 歯周病は始まっています。
早めに見つけて対処すれば後々、苦労しなくてすみます。
そのためには、まず知ること。
「歯周ポケット検査」を受けて、危うい箇所はないか、まずは知ることからスタートです。
自分では磨けていると思っていても、多分手付かずになっている所があるはず。
そんなところから歯周病はスタートします。
歯周病菌が歯ぐきの中に住み着いてしまったら、非常に厄介です。
歯周病予防の要は“プラークコントロール”。
一度きちんと正しい磨き方をマスターすれば、その効果は絶大です。
免疫力とは、細菌と戦う力のこと。
免疫力が弱まっていると、歯周病は進行しやすくなるのです。
免疫力を高める方法は、バランスの良い食事・質の高い睡眠・適度な運動・ストレス解消などですね。
定期的にプロフェッショナルケアを受けるようにしましょう。
歯周病予防は、日々のプラークコントロールが大切なので、セルフケアのチェックを受けるようにしましょう。
さらにプロフェッショナルケアで仕上げてもらえば安心です。
歯周病を予防するために必要なことをまとめると、次のようになります。
- まず歯周病とはどういうものかを知り、
- 歯周精密検査を受けて自分の状態を把握し、
- 正しい歯磨きの仕方を習得し、
- 細菌にたやすく負けない免疫力をつけ、
- かかりつけの歯科でメンテナンスをうけること。
これができていれば、生涯「歯」で困ることはなく、ブリッジや入れ歯で不自由な思いをすることがなくなるでしょう。
20代から取り組み行動すれば、100歳まで自分の歯で過ごすことも不可能ではないでしょう。
たとえいくつになっても、気づいたときが良くなるチャンス!
そのチャンスを逃さないでください。
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