「思春期の娘に生理がきた」旦那さんの反応は?生理痛、PMS…説明しておきたい月経トラブル
10代女子の悩み事の1つ「生理(月経)をめぐる異常やトラブル」の症状&対策。初潮を迎えた時点で話をしておいたり、体調が悪そうだったら婦人科に連れていったり、親(母親)にできることがあります。
こんにちは、 メンタルケア心理士の桜井 涼です。
10代女子の悩み事の1つに、生理に関するトラブルがあります。
生理前に体調が悪かったり、それに伴って精神的に不安定になったりといった様々な症状を起こすこともあり、親(主に母親)がそれに気づいてあげることがとても大切になってきます。
10代は、子宮の発育が未熟であることが原因で、生理トラブルが強く起こることがあります。
その中でも、注意してあげたいのが次の2つです。
機能性と器質性の2種類があり、生理痛が主なトラブルとなっています。
生理が始まる3~10日前に、精神と身体に症状を起こします。
これらは、辛い症状を引き起こしますが、なかなか親や部活のコーチなどに打ち明けることができません。
そのため、我慢をしてしまい、悪化してしまったり精神的に不安定になってしまったりすることが往々にしてあります。
では、次に症状を具体的に見ていきましょう。
なお、これらの症状は個人差がありますので、症状がきつくて寝込んでしまう子もいれば、通常の生活ができる子もいます。
月経困難症は、子宮筋腫などの病気が隠れていることが原因の「器質性」と子宮の発達が未熟であるために、極端に収縮することが原因の「機能性」の2つがあります。
- 生理痛
- 腰回りや下半身の重だるさ
- 貧血(経血の量が多いため)
PMSは、月経前緊張症のことで、現在「レニン・アンジオテンシン系の異常」・「セロトニンの異常」・「卵巣ステロイドホルモンの異常」ではないかと考えられていますが、詳しい原因は特定されていません。
生理の3~10日前から精神症状と身体症状が起こります。
- 抑うつ状態
- 精神不安
- 睡眠障害 など
- めまい
- むくみ
- 乳房の緊満感
- 頭痛
- 腹部の膨満感
- 腹痛
- 腰痛 など
初潮を迎えた時点で、「将来こういう病気が起こるかもしれない」ということを話しておくことが大切です。
そのため、体調が悪いと感じたときは話をしてくれるよう、最初に話しておくことが早期発見につながります。
とはいえ、なかなか相談しにくい内容です。
体調が悪そうだったり、イライラしている状態が続いていたりと、具合の悪さは表面に必ず出てきます。
その時には、次のような内容を2人きりの時に聞いてあげましょう。
男親や兄弟がいると、恥ずかしくて言い出しにくいものです。
- どんな症状が出ているのか
- どのくらいの強さか
- いつから続いているのか
なお、痛みが強く出ている場合は、婦人科の受診が必要です。
月経困難症は、子宮などの女性特有の器官に病気が隠れていることもあるからです。
そうでなかったとしても、症状を軽減する何らかの方法があります。
10代女子は、婦人科へ行くこと自体に、一種の怖さを感じています。
未知の診療科なのですから、当然のことと言えるでしょう。
ですから、女医さんがいるところや、男性の医師でも安心して任せられるところへ連れて行ってあげてください。
痛みや症状がひどい場合は、体を休ませることを第一に考えましょう。
精神症状が強く出ている場合も同様です。
運動部に所属している場合は、レギュラーをはずされたら困るなどの理由で、休むことに抵抗を感じるお子さんもいるでしょう。
ですが、体のことを一番に考えなくてはいけないことを教えてあげてください。
10代女子の生理に関する問題は、大変なことです。
学業に部活(運動部であればなおさら)などやらなければいけないこと・やりたいことが多くあります。
そのため、市販の痛み止めを飲んであとは我慢、もしくは不安からのイライラをどうしていいのか分からないといったことになってしまう可能性もあるからです。
「生理は病気じゃない!」なんてことをいう人もいます。(特に生理の辛さや痛さをわからない大人)ですが、痛みや心のざわつきは無視できるものではありません。
親だからできる声かけで、少しでも楽になるような道を取ってあげましょう。
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