成人式の意味を、マナー講師が今一度考えてみる。態度や立ち振る舞いが悪いと"大人として"恥ずかしいぞ!
成人式の由来と、現在の成人式を紹介。晴れ着をまとい、両親へ感謝の気持ちを伝えれば、より思い出深い成人の日を迎えることができるでしょう。
こんにちは。マナープロトコール講師の矢野誉美です。
新たに成人式を迎えられるみなさん、おめでとうございます。
日本の祝日となっている成人式。
今回は、その由来をご紹介したいと思います。
成人式の紹介の前に知って頂きたいことがあります。
みなさん、「冠婚葬祭」という言葉を耳にしたことがありますよね。
この「冠」とは、何のことを指し示していると思いますか?
冠婚葬祭の「冠」とは、私たち人間がお母さんのお腹に宿ってから生涯を終えるまでの間に通過する、成長過程での様々な節目のことを指します。
具体的な例としては、お宮参りやお食い初め、初節句などが挙げられますが、その中でも最も盛大なものが成人式ではないでしょうか。
ちなみに、冠婚葬祭の「婚」は結婚、「葬」は葬儀、「祭」は年中行事のことを指しています。
成人式は、奈良時代以降、およそ12歳~16歳の男子の頭に冠を載せて成人とみなす「加冠(かかん)の儀」という通過儀礼が元になっています。
歴史の深い儀式ですから、年月を経るにつれ、そのしきたりは少しずつ変化をしているようですが、どの時代も大人の仲間入りをするために必要な社会的責任を負ったり、成人としての自覚を持たせるために何らかの試練を乗り越えたりして、晴れて成人と認められるようになりました。
現在では満20歳が成人と定められ、1月の第2月曜日が「成人の日」です。
現代では、自治体主催で成人式が催され、20歳に達した男女に記念品を贈る市町村が多いようですが、地方によっては都心からの帰省に合わせて、お正月やお盆の時期に行うところもあります。
また、成人式を迎える新成人自身が企画する成人式などもあり、個性的で思い出深いものになるよう様々な工夫がなされているようです。
成人式の服装と言えば、男性は袴、女性は振袖が一般的です。
人生の大きな節目の一つであるこの日、スーツでももちろん問題ありませんが、可能なら「晴れ着」で出かけてみましょう。
晴れ着とは、冠婚葬祭など、普段とは違う特別な日に着る正式な服装です。
大人になるけじめとしての袴や振袖姿には、きっとご両親も感無量になるはずです。
晴れ着を着たからには、振る舞いにも気を付けてくださいね。
がさつな動作や、乱暴な歩き方、横柄な態度では台無しです。
身なりを整え、心も穏やかに、これからは自分だけでなく、成人として社会の役に立てるよう希望をもって臨みましょう。
成人式のニュースでは、いまだに新成人の目に余る行動がクローズアップされることもありますが、その反面、将来の目的をしっかり持った若者や家族に感謝を示す人が増えてきているのも事実です。
昔と違い、20歳で一斉に成人と認められるようになっている今だからこそ、もう一度自分自身を振り返り、「成人」としての中身が伴っているか考えてみましょう。
そして、一番身近な先輩である両親へ感謝の気持ちを伝えると、より思い出深い成人の日となるでしょう。
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外見だけでなく、内面も同時に磨けたら。
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