飼い犬のしつけNG事例!やんちゃな性格の犬にしてはいけないこと
うちの犬、元気でやんちゃすぎる…。落ち着いた性格にならないのは、飼い主さんのNG行為のせいかも?良かれと思って、逆効果になることをしていないか確認してみましょう。
元気でやんちゃな犬と暮らしている方がよく口にする、「落ち着いてくれたら○○したいんだけど」という言葉。
落ち着いた犬になるには、いったいどうしたらいいのでしょうか。
オーナーさんが良かれと思ってやっていることが、実は逆効果になっていることがあるのです。
- 「落ち着いたらもっと自由にしてあげよう」
- 「落ち着いたら遊んであげよう」
- 「落ち着いたら…」
こう思ってケージに閉じ込めてしまうのは、NGです。
ずっとケージの中にいる犬にとって、一歩ケージから出たら、たとえ室内であっても外へ出たのと同じ。
自由に動けなかったパワーが炸裂します。
人間の子どもに置き換えてみると分かりやすいのですが、やんちゃ盛りの子供が家の中で走り回るからといって、閉じ込めますか。
そうはせずに、外で体を存分に動かして遊べるようにするでしょう。
犬も、自然の中でしっかり五感を使ったお散歩や遊びをすることで、落ち着いた犬へと近づいていきます。
そうすると、室内でケージから出していても、リラックスして過ごせる時間が増えていくことでしょう。
右へ左へと蛇行されると、危ないからといって、ついついリードを短く持ってしまいがちです。
ですが、その状態では常に引っ張りながら歩いていることになります。
引っ張りグセは直らず、散歩中の満足度も低いので、長い時間散歩しているにも関わらず、全然落ち着いてくれないということになるのです。
運動が足りていないからといって、ランニングマシーンで走らせたり、自転車引きで走らせるようなことはやめましょう。
まず、自転車での散歩は大変危険な行為なので言うまでもないですが、ランニングマシーンのように、犬が自分のペースではなく走らされて、体がグッタリと疲れたとしても、精神的に満足できる散歩にはなりません。
それどころか、逆に興奮しやすくなってしまうことがあるので注意が必要です。
おとなしい犬がいれば、やんちゃでエネルギッシュな犬もいます。
他の犬と比べても何も始まりません。
なかなか落ち着いてくれない時には、必ず理由があるはずです。
「うちの犬はこういう犬だ」と諦めて決めつけずに、原因を考えてあげてくださいね。
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「イヌと人の笑顔を少しでも増やす!」という目標のために、
Vancouverへ渡航。
現地のドッグトレーナー養成学校で、「おやつや体罰を使わない」
オーナーさんとイヌの絆をつくる というトレーニング方法を学ぶ。
卒業後はドッグウォーカーや、Dog daycare
(犬の預かり施設)に勤務。
帰国後、動物病院での業務を経験。
Dog indexドッグトレーナー 神奈川担当として活動中。
神奈川県内の動物病院にてパピー教室、相談会を担当。
*College of Canine Behavioral Science(Vancouver, Canada)卒業
*動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
*愛玩動物飼養管理士
*愛犬飼育管理士
パートナー犬は、2011年生まれのシェルティー。
Kiitos(キートス)♂です。
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