かわいい雑種犬の魅力とは?入手方法と飼い方の注意点
ひと昔、いやふた昔前。
今の大人が子供だった頃、「イヌ」と言えば、家の外に繋がれて飼われていて、「雑種」が当たり前でした。
時々、裕福なお宅では「血統書つき」の犬が飼われていて、「あの家の犬は、血統書つきだから」などと言われることもありました。
ところが今では、純血種が当たり前になり、雑種の犬を見かけることの方が少なくなってきました。
そこで今回は、雑種犬の特徴や魅力、注意点についてお伝えします。
ここで言う「雑種」とは、純血種同士を交配させた「MIX犬」ではなく、どんな犬種が入っているのか分からない、昔から日本にいたような雑種を指します。
元々は人間と暮らしていた犬が逃走したり、捨てられたりして野良犬となり、野良犬同士が交配を繰り返し、子犬が産まれるケースが多いようです。
昔から日本にいた犬たちということで、日本にいる雑種は、外見は柴犬や秋田犬などの和犬のような風貌、大きさの犬が多いのですが、国が変われば雑種犬の雰囲気も変わります。
例えば、カナダでは、ラブラドールやボーダーコリーMIXのような犬が多いと感じました。
その地域で繁殖してきたということがあり、体毛の長さや密度、気質などが自然とマッチしてくるようです。
最近の日本の暑さは異常なので、どんな犬種でも暑さ対策が必要になりますが、サモエドやシベリアン・ハスキーなどの北方系の犬よりは、体質的に凌ぎやすいと考えられます。
病気に罹らないというわけではありませんが、人為的に交配を繰り返して外見を固定している純血種とは違い、遺伝的に起こりやすい病気のリスクが低くなります。
パピーから飼い始める場合、親犬が分かれば、だいたいの大きさを予測できるのですが、それも推測に過ぎません。
例えば、チワワだったら、10キロを超えるような大きさに成長することはまずないと思いますが、雑種の場合は、予想していたよりも大きく育つ可能性があります。
雑種犬を迎え入れるかどうかにあたって、唯一ともいえるデメリットが「成犬時の大きさが推測しにくい」ということではないでしょうか。
「今では珍しい」と書きましたが、動物保護団体や保健所のHPを見ると、譲渡対象犬となっている犬がたくさんいます。
ご自身の住宅環境やライフスタイルに合った犬がいるかどうか、相談に応じてもらえることもあります。
ペットショップやブリーダーへ行く前に、目を通してみてはいかがでしょうか。
雑種の魅力、いかがでしたでしょうか。
どんな見た目に育つか分からない部分は、ミステリアスな魅力としても捉えられますし、ある程度成長が落ち着いている成犬を迎え入れることもできます。
「血統書」があろうとなかろうと、イヌはイヌです。
外見だけではなく、自分のライフスタイルに合ったイヌを選べるといいですね。
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「イヌと人の笑顔を少しでも増やす!」という目標のために、
Vancouverへ渡航。
現地のドッグトレーナー養成学校で、「おやつや体罰を使わない」
オーナーさんとイヌの絆をつくる というトレーニング方法を学ぶ。
卒業後はドッグウォーカーや、Dog daycare
(犬の預かり施設)に勤務。
帰国後、動物病院での業務を経験。
Dog indexドッグトレーナー 神奈川担当として活動中。
神奈川県内の動物病院にてパピー教室、相談会を担当。
*College of Canine Behavioral Science(Vancouver, Canada)卒業
*動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
*愛玩動物飼養管理士
*愛犬飼育管理士
パートナー犬は、2011年生まれのシェルティー。
Kiitos(キートス)♂です。
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