彼氏を使って自分の株を上げようと企む、危険な「ナルシスト系女子」の深層心理と対処法。彼氏自慢は、じつは自分自慢なんです!
彼氏を褒めまくる「彼氏自慢女子」の中でも、対人関係的にかなり危険度の高いタイプ「彼氏利用型ナルシスト系女子」。その目的は、上手に自分の株を上げること。そんな女性の見分け方と対処法を紹介。
彼氏自慢は自分自慢!?「彼氏利用型ナルシスト系女子」の深層心理と対処法
こんにちは、 えむ心理研究室の石割美奈子です。
これまで、さまざまなタイプの彼氏自慢をする女子たちを取り上げてきました。
今回は、彼氏自慢女子の形態の中でもちょっと変わったタイプ、そして対人関係的にはかなり危険度の高いタイプである「彼氏利用型ナルシスト系女子」についてご説明します。
ただ彼氏を褒めて自慢しているのかと思いきや、次のような点が目立つようなら、その女性は「彼氏利用型ナルシスト系女子」である可能性があります。
- 「彼氏のことが好き」という純粋な好意よりも「彼のことを好きな私って、愛情にあふれてる!」という自己陶酔が目立つ。
- 「彼氏の良いところを褒める」という謙虚さよりも「彼を褒めることができる私って、フトコロが深い!」という自己愛が目立つ。
- 「こんな素敵な彼氏がいて幸せ」という幸福感よりも「こんな素敵な彼氏をつかまえられる私って、すごいでしょ」という自尊心が目立つ。
このような彼氏自慢をする人は、単なる彼氏自慢なのではなく、ナルシストっぷりが溢れ出てしまっているのかもしれません。
彼氏自慢をしている人の話を聞きながら「なにかおかしいな」と感じるときがあると思います。
自慢に対するネガティブな感情だけでなく、「どうも自慢というだけではなさそう」と感じる場合、その彼氏自慢は自己陶酔かもしれません。
ナルシストな人にとって、彼氏という存在は自尊心を高めるアイテムのひとつにすぎないこともあります。
彼氏といえども、基本的には他人です。
ナルシスト度が高い人ほど、自分のポイントアップのために他人を褒めます。
自分のことばかり話していたのでは、引かれてしまいますよね。
ですので、ナルシストな人は、彼氏のこと、しかも彼氏の良いところを話すことで、「彼氏の愚痴じゃなくて長所を言えるなんて謙虚だなぁ」という印象を植えつけるのを狙っている可能性があります。
その褒め言葉は、よくよく聞いていると、わざとらしさやあざとさが含まれていることも。
本心は「ダメな彼の長所を見つけて褒めてあげられる私って、すごいでしょ」なのかもしれません。
ただ、ナルシスト度が高い人は外面が良いことが多く、自分を良く見せることに長けています。
あざとさや見え見えな彼氏自慢の場合は、その人は、まだまだナルシスト度は控えめな方だと思われます。
一対一や親しい仲間内だけでちょっとだけ自慢をするならともかく、学校や職場などのそこまで親密でない複数の人の中で、上手に彼氏自慢をして自分の株を上げていく人は「彼氏利用型ナルシスト系女子」の可能性があります。
このタイプの人への対応策・対処法は、基本的には「距離を取ること」です。
ナルシストな人・自己愛が強い人は、自分が下に見られたと感じると、とたんに攻撃力がアップします。
ですから、「自慢はほどほどにしたら?」などと自慢話に対して忠告しようものなら、あなたは彼女の最大の敵に。
ナルシスト系女子はバーサーカー※並みにあなたを攻撃してくる可能性が高いです。
※バーサーカー…神話にうたわれる狂戦士。
自分を良く見せることに長けたナルシスト系女子の場合は、攻撃も陰湿。
同僚や後輩など職場が同じ場合は、あなたが孤立してしまうような策略を練られてしまうかもしれません。
下手に敵に回すのは、避けた方が良いでしょう。
ただ、よほどのカリスマ性がない限り、特に同性からは「ちょっと痛い人」扱いされるケースが少なくありません。
このタイプの人の「本性」がなんとなく見えている人たちだけで、察し合って励まし合いつつ様子を見るのが、第一にして最大の対応策だと思われます。
ちなみに、陰口はやめたほうが良いでしょう。
もちろん、どんな人に対しても陰口を叩くのは良くないのですが、特に「彼氏利用型ナルシスト系女子」のことを陰でコソコソ言うのはやめたほうが良いと思います。
重ねてになりますが、このタイプの人は、自分に与している人たちに対して巧みに自分を良く見せます。
なので、陰口を聞きつけようものならモラハラ被害者を装い、陰口を言ったあなたたちを加害者に仕立ててしまう…なんてことも十分にあり得ます。
触らぬ神に…ではなく、触らぬナルシストに祟りなし。
なんとなく自己陶酔やポイントアップが感じられる彼氏自慢をしている女性がいたら、可能な限り距離を置くことをオススメします。
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えむ心理研究室室長、臨床心理士の石割美奈子と申します!よろしくお願い致します。
スポーツトレーナー、メンタルコーチ、心理相談員の経験を経てさらに心理学を深く学ぶ必要性を感じ、東京国際大学大学院臨床心理学研究科(博士課程前期)を修了。
臨床心理士の資格を得て、心理カウンセラー、メンタルコーチ、スポーツメンタルトレーナー(テニス・バレーボール等)、およびプロ家庭教師として活動しております。
2013年、心理学・教育学・スポーツ科学の統合的な研究と専門性を活かしたメンタルサポートをポリシーとする「えむ心理研究室」を立ち上げました。
【臨床心理士および「家庭教師カウンセラー」として】
心理カウンセラーとしては、精神分析を専門としており、主にカフェにてカジュアルなかカウンセリングを提供しています。
訪問心理療法、オンライン相談も承っております。
また、全国でも珍しい【臨床心理士でありプロ家庭教師でもある「家庭教師カウンセラー」】として、ご近所から遠方にお住いの方まで、幅広く学習支援と心理的な支援を同時にさせて頂いております。
得意な相談内容は以下のとおりです。
・不登校・ひきこもりの方と親御さんの支援
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日常生活ではなかなか得られない、心理的な洞察を深める和やかな相談時間をお約束します。
日本では「カウンセリング」というとまだまだ抵抗のある方も多いかと存じますが、より充実した日々を送るためのツールのひとつととらえて頂ければ光栄です。
どうぞお気軽にご相談ください。
【メンタルコーチとして】
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コミュニケーションに課題を感じる方を対象に、
メンタルコーチングをさせて頂いております。
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精神分析を主軸とした自己洞察やイメージトレーニング、ロールプレイングなどを通じて一緒にがんばってまいります
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