横浜といえば皆さんは何を思い浮かべますか？

みなとみらい、横浜中華街、山下公園、外国人墓地、象の鼻パーク、大さん橋など。横浜には色々な観光スポットがあります。

そこで今回は、横浜に住む私が仕入れた情報を元に、横浜の観光スポットの一部を紹介していきます。

横浜観光といえば、MM２１地区や中華街などが有名ですね。中華街に入ってしまうとついつい食べ歩きに時間を取られてしまいますが、腹ごなしにぜひ海側の山下公園まで足を延ばしてはいかがでしょうか？なかなかいいお散歩になりますよ。

山下公園は悲しい出来事から生まれました。

1923年9月に起こった関東大震災により横浜も壊滅的な被害を受けてしまいました。そのガレキを使い、復興事業として海を埋め立てて造られたのがこの公園です。海の向こうには横浜のシンボルであるベイブリッジを臨み、右側には山下埠頭が見え、岸壁には「氷川丸」が繋留され、日本を代表する港街であることを実感できます。ちなみにこの氷川丸、今は現役を引退して動いていませんが、過去にはチャーリーチャップリンがこれにのってアメリカに帰国した船としても有名です。内部は有料で見学ができますよ。

休日などはベンチでのんびりとくつろぐ地元住民の方々も多く見られ、お休みの日には大道芸人などもパフォーマンスをしてくれます。公園からは横浜湾内をクルーズする観光船や、横浜駅行のシーバスなども運行しています。季節によってはバラなどの花が美しく咲いていて、横浜市民の憩いの場所となっています。

その公園の道路側に面している場所に、ホテルニューグランドという重厚なホテルがあります。とてもおごそかな雰囲気をもつこのホテルは、今まで多くの映画やドラマの撮影に使われています。「華麗なる一族」などもここで撮られました。なによりもこのホテル、終戦後GHQの最高司令官であるマッカーサー元帥が執務室として使用したことで有名です。マッカーサーズルームとしていまでも残されています。また、このホテルはシーフードドリア発祥のお店でもあり、中のカフェでその味を楽しむこともできます。ちょっと入りづらい建物ですが、ぜひ入って中の様子をご覧になってください。

海を右手に山下公園の中を歩いていくと公園の売店（ハッピーローソン）があります。その横に歩道橋のような階段があり象の鼻や大桟橋へ続く歩道橋となっています。大桟橋の入口あたりで歩道橋を降り、海に向かってまっすぐ歩いていくと、そこは横浜港大さん橋国際客船ターミナル、通称「大桟橋」が見えてきます。

大桟橋の中へは誰でも自由に入ることができます。地下1階地上2階の鉄筋コンクリート造りの建物の内部にはレストランやホールがあり、屋上にはウッドデッキを基調とし、芝生の広場などもあります。小さなお子さんを連れたご家族にも最高ですよ。

外観は通称「くじらのせなか」、内部を「くじらのおなか」と呼ぶそうですよ。面白いですね。運が良ければ大型客船が繋留しています。船には入れませんがそれを真横から眺めるだけでも感動します。

大桟橋屋上からみなとみらい方面を一望できます。夜景を撮影するカメラマンやカップルでいっぱいです。ただここは風通しがかなり良いため、とても寒くなります。季節によっては上着を一枚、もってきてくださいね！

大桟橋を背に歩いてまっすぐいくと交差点にぶつかり、そこには北欧料理のレストランや可愛らしいカフェがあります。港に面した場所にも美味しい天然酵母のパン屋さんがあり、そこはイートインもできちゃいます。

寒さで体が冷えきってしまっても、温まる場所もたくさんあります。
ぜひ、この山下公園・大桟橋周辺で横浜の海を感じてくださいね。