北欧食器ブランド「イッタラ社 ティーマ(TEEMA)」の集め方と魅力 -ティーマがあれば!-
北欧風の食卓を目指すためにはお料理もそうですが、やはり食器にも少しこだわりたいですよね。
でも様々な種類があるため、何から買ったらいいのかな?というお声もよく聞きます。
今回は北欧の食器を揃えようと考えている人に、まずお勧めしたいブランドをご紹介いたします。
まず、なんといっても一番最初にお迎えしたいのはイッタラ社製の「ティーマ(TEEMA)」ではないでしょうか。
ティーマとは、1948年にKaj Franck(カイ・フランク)が発表した、KILTA(キルタ)シリーズが原型となっています。
カイ・フランクはアラビア社、ヌータヤルヴィ社(現在のiittala)のアートディレクターとして活躍し、北欧のデザイン史に大きな足跡を刻んだ人物です。
「フィンランドのデザイン界の良心」とまで称されています。
キルタシリーズを基に生まれたティーマからは、色と形の調和に基づいた「シンプルで無駄のない実用品」を目指していた彼のこだわりを存分に味わうことができます。
こうして、キルタから「ティーマ(Teema)」として生まれ変わって以来、ティーマは長年にわたって世界中の食卓で愛され続けています。
ティーマの魅力はなんと言っても、シンプルなデザインとカラー&サイズ展開です。
どんな食べ物を盛り付けたとしても、それこそ和食だったとしても調和してしまう不思議な器です。
色んなサイズや形、カラーがあるので、それを自分なりに組み合わせていくという楽しみもあります。
使い方や組み合わせが自由ですので、使う人間のイマジネーションを膨らませるとても万能な器です。
どのようなお料理をどのお皿に盛りつけようか。
このお皿とこっちの色のカラーを合わせてみたらどうかな?
などと、暮らしの中にティーマがあるだけで楽しみが増えていくのです。
「ティーマがあれば」という本も出版されているほど、ティーマはとても愛されている器です。
ティーマは食器洗い洗浄機OK、オーブンOK、電子レンジOK。
直火以外はどのような用途でも使えます。
一番最初にどのサイズがオススメですか?と聞かれることは多いのですが、こればかりはライフスタイルもありますので、どれが一番とは一概に言うことはできません。
ただ、一般的には以下のサイズがお勧めとされています。
- 取り皿的用途だと15cm、17cm。
- 一人ずつのおかずを入れるなら21cm、23cm。
- ワンプレートにしたいのなら26cm。
同じように、ボウルについても15cmと21cmがあります。
15cmのボウルはスープ系やシリアル、果物やグラタンまで何でも使えます。
21cmの方はパスタからラーメンなどの麺類、丼ものなどこちらも幅広く使うことができます。
今からの時期だと一人分の冷やし中華に使ったりもしますよ。
その他にもスクエアプレートなどがあります。
四角いお皿というのは、料理を入れると大変格好が付きますので、おもてなし料理などの時に便利です。
サラダを盛りつけたり、オーブン料理に使うなど多岐に渡って使用することができます。
一度に購入して揃えるのではなく、自分のライフスタイルと照らし合わせながら少しずつ購入していくというのも、1つの楽しみになりますね。
せっかくのティーマなら、綺麗な色やあまり見ない色が集めていて楽しいと思います。
ちなみに珍しいカラーや廃番になってしまった色は、ネットオークションなどで高値で取引をされたりしています。
実際に購入をすると、ライフスタイルに合ったカラーが分かってきます。
やはり使いやすいのは白です。
どんなものにも調和するという意味では、和食器とも馴染む万能カラーと言えるでしょう。
ティーマの白は真っ白ではなく、少し柔らかいオフホワイトという感じの色です。
この優しい色合いが、土物の和食器や木製などと調和するのかもしれません。
ティーマを代表するような色「ターコイズ」は、夏などの暑い季節に大活躍です。
ターコイズはとても爽やかなカラーですので、北欧カラーといっても過言ではありません。
北欧のお料理であるミートボールやサーモン系のお料理などにベストマッチな器ですし、和食の中でもコロッケとかハンバーグ、キーマカレーといった少し洋食寄りのおかずを盛り付けてみると、よそゆきな感じにもなります。
そういった意味ですと、カフェ風のお料理などにピッタリですね。
注意点としては、ターコイズはさすがに和食器とは少し合わない可能性があります。ターゴイスと合わせる器の色味・デザインは少し選ぶ必要があります。
ティーマには本当にいろいろとカラーが豊富なので、色んなカラーが欲しいという方だと季節によって使い分けるという手もあります。
基本さえあれば充分と言う方は、白など淡いお色系をお勧めします。
ティーマについてご紹介しましたが、いかがでしたか。
気軽に購入できるお値段ではないのでポンポン買うことはできませんが、日々の暮らしの中で好きな器を使って食事を摂ることがいかに楽しいことか、このティーマが教えてくれます。
そして、器を購入するきっかけとして自分のライフスタイルを見つめ直す機会が出来ると思います。
北欧風の食卓を作る際には、ぜひ一度、ティーマを手に取ってみて下さいね。
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