おしゃれな北欧雑貨・インテリアを生活に取り入れるコツ(IKEA、マリメッコ、ルネ・デュー)

執筆者: apila-y
北欧インテリアへの憧れ

最近「北欧インテリア」という言葉をチラホラ耳にしたり、見かけたりしますよね。

おしゃれなインテリア雑誌では、モデルルームに北欧系を取り入れていたりなど「オシャレインテリアの代名詞」に見られています。

 

ちょっと気にはなるけれど、いきなり家具を変えるのはハードルが高い…北欧インテリアはお値段が高級なのでは?とお思いの方へ、「いつもの暮らしの中で、ちょっとだけ北欧気分を味わえる方法」をお伝えしたいと思います。

 

 

かもめ食堂から取り入れる北欧雑貨

北欧雑貨や北欧インテリアを多く取り入れた映画「かもめ食堂」。


優しいけれど凛とした日本人女性の主人公サチエが、フィンランドヘルシンキに「かもめ食堂」と言うお店をオープンし、そこに集う方々との交流や何気ない日常を描いた、少し不思議な雰囲気のお話です。

 

これだけを読むと、インテリアと何の関係が?と思われるかもしれませんが、このサチエさんのお部屋や「かもめ食堂」に注目です。小さいながらもスッキリとした整った素敵な空間を演出しており、北欧ファンなら心を鷲掴みにされそうなインテリアが詰まっているのです。


まず北欧インテリア初心者さんは「かもめ食堂」の魅力の1つでもある、美味しそうなお料理シーンからヒントを得ましょう。

 

 

食器は白で統一

かもめ食堂のメニューはおにぎり、鮭の網焼き、豚の生姜焼き、とんかつなど、私たち日本人なら日常的に食べれるようなものばかり!
これなら自宅で作れますね。使う食器は、白いお皿で統一をして下さい。

「かもめ食堂」ごっこが出来ます。

ちなみに、映画の中では北欧食器のメーカー「イッタラ」の「ティーマシリーズ」や、「アラビア」の「24h avec」というシリーズの食器が使われています。

「かもめ食堂」の代表的なワンシーン。
青い畳目のような模様のお皿に、おにぎりが3つ並んでいるシーンを、どこかでお見かけしたことはございませんか?

 

 

このお皿、映画公開当時は廃番になっていたのですが、現在は限定復刻されて絶賛販売中です。

お気にいりの1枚として購入される方も多いですよね。

(そして購入された方は、必ずと言っていいほどおにぎりを3つ並べ「かもめ食堂」ごっこをしていますね!)

 

テキスタイル(織物)を利用してハンドメイド雑貨

お料理や食器で北欧の雰囲気を楽しんでみたら、次はお部屋の印象を少し変えてみてはいかがでしょうか?北欧のテキスタイル(布地・織物)ならすぐに導入できます。


有名なところで言うと、「マリメッコ」や「IKEA」などで売られています。
「IKEA」の生地だとお手頃価格ですが、マリメッコの生地は北欧初心者にとってはちょっと勇気のいるお値段です。
こういった場合、「ルネ・デュー」さん(またはネット販売のお店)などの北欧雑貨店で、お試しカットを購入できます。

マリメッコの実店舗では「140cm(幅)×50cm~」の購入からとなる生地が、それの半分サイズ(70cm×50cm)で購入できます。お値段は1000円台くらい、お財布に優しいですね。

 

ルネ・デュー

東京都渋谷区宇田川町21−1 西武渋谷店A館7F

03-3476-1145

 

こういったお手頃な生地を買い、まずはファブリックパネル(木の板に布を張った北欧インテリア)にしたり、クッションカバーやテーブルマットなどをハンドメイドすると、お部屋に北欧インテリアを取りこむことが出来ますよ。

 

キャンドルを使って暮らす

北欧の冬はとても長く、暮らしている人々は家の中で過ごす時間をとても大切にしています。


外が暗く寒いので、部屋の中は明るめの色でカラフルにされていたり。
お部屋の灯りを司る照明は、間接照明やキャンドルにしてたくさん灯し、暖かい雰囲気にしています。
ですので、照明やキャンドルホルダーは北欧インテリアには欠かせないアイテムです。

 

 

このキャンドルを、普段の日常にも取り入れてみましょう。
キャンドルホルダーは何でもOKです。


もし北欧インテリアにちょっとだけこだわりたいなと思われたら、色々なメーカーから素敵な物が販売されているので、自分で気に入った物を選んで見て下さい。
おすすめは「イッタラ」社の「kivi(キビ)」や、「カステヘルミ」のキャンドルホルダーなどです。お値段もお手頃で、最初に購入するにはとても手が出やすいかと思います。

 

 

小さなお子様やペットがいるお家だと「炎は危ないかも…」と思われるでしょう。
最近は実際の炎にそっくりなLEDキャンドルも販売されているので、そういったもので雰囲気を楽しむと良いかもしれませんね。


お値段は300円くらいの物から1万円くらいする物もありますので、自分の手持ちのインテリアやお部屋の雰囲気(それと大事な予算!)と合わせて選んで下さい。

 

おわりに

日々の暮らしに簡単に北欧インテリアを取り入れる方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?


北欧のインテリアや雑貨を見ていて思うことは、一つ一つはとてもシンプルな物や素朴なモチーフの物だったりするのに、とても長い間愛されているということ。

北欧の雑貨、食器や家具などのヴィンテージ品は今もなお現役で使われていて、またとても愛されているのを感じます。
ヴィンテージ品は確かにお値段も張りますし、傷などもあったりします。しかし重大な傷は修復され、次なる持ち主によって大事に使われています。

食器や雑貨品に至っては、傷までもまるごと受け止めて、それもその物の味ということで大事にされています。

 


北欧ヴィンテージを購入すると、「ああ、このお品はどこかのお宅で大事にされていて、そして今度は私のところへやってきたのだな」と感じ、何か不思議な気分になるのです。

 

またいずれは我が家からも別のお宅へと旅立っていくかもしれません。
そんな幸せな歴史が繋がっていくヴィンテージ品の存在も、北欧インテリアの魅力の1つであると、私は考えています。

 
 

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