キャリアオイルの種類と効能!保管時の酸化を防ぐブレンド方法やおすすめオイルを紹介
こんにちは。アロマサロンFlower’sRoom IFA認定校校長の佐藤ユミ子です。
前回界面活性剤、防腐剤の恐怖、そしてミネラルオイルがなぜお肌のごわつきに関係するのかというお話しをさせていただきました。
アロマテラピーでは、精油を浸透させるために必ずキャリアオイル(精油を肌の奥へ運ぶための植物オイル)を使用します。
今回はそのキャリアオイルについて少しお話ししたいと思います。
精油も数百の種類がありますが、キャリアオイルにもたくさんの種類があります。
精油と同じように、お肌の状態に合わせて使用することでより質の高いスキンケアが出来るのです。キャリアオイルは皮膚だけでなく、身体の重要な機能の助けとなってくれます。
脂肪酸は鎖状に並んだ炭素骨格を持っています。そのすべての腕が他の原子と結び合っているものを飽和脂肪酸、炭素同士が2本の腕で結び合う二重結合を持つものを不飽和脂肪酸といいます。
それぞれに良さがあり、飽和脂肪酸は非常に安定していて酸化しにくいのが特徴です。
不飽和脂肪酸は2重結合を持っていることで酸化しやすいデメリットがあります。
しかし逆に分解が早いので、すぐに浸透してくれて肌の奥に働きかけてくれるというメリットがあるのです。
2重結合の数で酸化の度合いが決まります。
- 1つ→一価 (例)オレイン酸
- 2つ→多価 (例)リノール酸
- 3つ→多価 (例)リノレン酸
たとえばホルモンバランスを整えてくれたり、お肌の乾燥、しわ、かゆみ、皮膚組織の修復などにもよいイブニングプリマローズオイル(月見草オイル)はお肌にとても効果的です。
しかしオイル中にγ―リノレン酸が含まれており、大変酸化しやすいオイルです。
そのため、保存には気をつけなくてはなりません。
冷蔵庫に保存の上短期間で使い切るようにしましょう。
酸化しやすいオイルは、安定性があるキャリアオイルとブレンドすることにより、安定性が多少よくなります。
たとえば上記のイブニングプリマローズオイルに、安定性によいホホバオイルなどをブレンドしてみましょう。
セルフでのフェイシャルマッサージを行う際にすべりも良くなりますし、安定もしやすいので使いやすくなるでしょう。
またウイートジャーム(小麦胚芽油)にはビタミンEが豊富に含まれています。酸化しにくくなるだけではなく、血行不良のお肌にはとてもお勧めです。
この画像の左はアムラオイルです。
エメラルドグリーンがとても美しいオイルです。このオイルがハートのチャクラ(胸のチャクラ)にいいということで、感情をオープンにしてくれたり、癒し効果を期待できます。
もちろんこのオイルは、ビタミンCも豊富でお肌にもとてもお勧めのオイルです。
右の画像はセントジョーンズワードオイル。赤い色をしています。
こちらは鬱状態で気持ちが沈んでいるときにもお勧めです。妊娠線予防にも効果的。
その他、あらゆる痛みに効果的です。
キャリアオイルの種類はまだまだたくさんあります。自分のお肌に合う合わないもありますので、まずはいろいろ試してみてくださいね。
紫外線を浴びた後は、肌がとても乾燥しています。
弾力を失い、しわの原因にも繋がるのです。
紫外線を多く浴びた日は、夜のセルフケアを怠らないようにしましょう。
前回のおすすめの精油とブレンドして、是非フェイシャルマッサージにトライしてみてくださいね。
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神奈川県小田原市 英国IFA認定校のアロマサロンFlower'sRoom校長の佐藤ユミ子です。こころとからだをすこやかに保つ、生活の質を高める提案をさせていただきます。植物療法の素晴らしさをお伝えできればと思います。
サロンHP http://www.flowersroom.jp
IFA認定校HP http://www.flowersroom.jp/ifa
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