キャンドルとアロマで癒しの空間を。アロマバスの作り方と精油ブレンドレシピ

執筆者: 佐藤ユミ子 職業:アロマセラピスト 英国IFA認定講師
はじめに

みなさんこんにちは。Flower’sRoom IFA認定校校長の佐藤ユミ子です。

朝晩寒くなり、女性は冷えが気になる季節となりました。
夏の間はシャワーだけで済ませてしまっていた方も、冬はお風呂に入るという方も多いのではないでしょうか。


今回はアロマバスで冷えの改善をしましょう。

ゆず湯ってどうして入るの?

昔から、冬至にゆず風呂に入ると風邪をひかないなど言われています。


ゆずにはリモネンがたっぷり含まれているので血行促進効果があり、体が温まります。

また、ゆずは香りも高く邪気を寄せ付けないという意味も含まれています。


ですが、このゆず湯でお肌がぴりぴりしたという方はいらっしゃいませんか?
このリモネンはそのままではお湯に溶けず皮膚刺激になることも多い成分なのです。
特に小さなお子様や、お年寄りの方は注意が必要です。

 


リモネンが含まれている精油には、オレンジスイート、レモン、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリンなどがあります。柑橘系の主成分です。
これらは水とは相性が悪く、お湯の中には溶けません。

そのままお風呂に中に入れてしまうとぴりぴりして入れない、また赤くなってしまったなどということもよくあるのです。


もちろんリモネン効果自体は絶大で、冷え対策には利用したい成分です。

どうやって、使えばいいの?

原液をそのまま入れるのは避けましょう。

柑橘系の精油を入れたい場合、天然塩だけでは駄目です。

きちんとした乳化剤が必要になります。

 

  1. 少量のオイルの中に精油を溶かしてから入れる
  2. 分散剤を利用してきちんと溶かす
  3. はちみつなど、乳化作用があるようなものに混ぜてからお湯に溶かす

 

このどれかで入浴してみてくださいね。

 

 

オイルを塗ってから入る

入浴の前に混ぜたオイルを、全身に塗布して入る方法もあります。
ホホバオイル10ml精油4~5滴を全身に塗布して擦りこんでからお風呂に入りましょう。
乾燥肌の方はこの方法もお勧めです。

石鹸は使用せず、そのままお風呂の中で擦り、タオルドライでOKです。

その他冬のおすすめアロマバス&フットバス

皮膚刺激が少ない精油でしたら、天然のお塩に混ぜて入れるだけでも大丈夫です。
加温作用がある精油のブレンドをご紹介します。

 

ベース(すべて1回分)
  • ピンクヒマラヤンソルト
  • エプソムソルト50g


これにプラスして、ベーキングソーダやクエン酸などを入れるとより加温効果が高まり、循環促進にも繋がります。

 

おすすめレシピ(精油は5~6滴)
  • スイートマジョラム3 サンダルウッド1 ジンジャー2

とても体が温まります。

 

  • ローズマリー3 ブラックペッパー1 カユプテ2

循環促進作用があります。

 

  • ジュニパー2 ゼラニウム2 クラリセージ2

むくみ対策、デトックスに。

 

  • フランキンセンス3 サイプレス2

心のデトックスに。

 

  • ベンゾイン3 カモミールローマン2

お肌の乾燥が気になる方。

 

  • ラベンダー3 カモミールジャーマン2

肌の痒みがきになる方。

 

  • ティートリー2 カユプテ2 ミルラ1

免疫力が落ちている時に。

 

 

フットバスの際には、精油は3滴ほどでOKです。
首、手首を温めながらフットバスをするとより効果的です。
お風呂の入れない時などはこの方法でも十分に体が温まりますし、風邪の引き始め時は数回行うとよいでしょう。

おわりに

お気に入りの本を片手に長風呂で、心と身体のデトックスを兼ねてもいいと思います。
キャンドルをともしながらの入浴もいいですね。
入浴タイムを有効に使って、訪れる寒さを乗り切ってくださいね。

 

 
 コラムニスト情報
佐藤ユミ子
性別:女性  |   職業:アロマセラピスト 英国IFA認定講師

神奈川県小田原市 英国IFA認定校のアロマサロンFlower'sRoom校長の佐藤ユミ子です。こころとからだをすこやかに保つ、生活の質を高める提案をさせていただきます。植物療法の素晴らしさをお伝えできればと思います。
サロンHP http://www.flowersroom.jp
IFA認定校HP http://www.flowersroom.jp/ifa