失敗しないチークの色の選び方!肌に馴染むベースの見分け方 -華やかな愛されピンク編-
こんにちは、カラーリストの中井美香です。
デパートやドラッグストアのコスメコーナーには、数え切れない色のお化粧品が溢れています。
それに加えて、シーズン毎に新色もどんどん登場するのでコスメは選び放大のはずなのですが、実際には、これだけ選択肢が多くても「なかなか自分にぴったり合う色が探せない」という声をよく聞きます。
さて、その中でも特に目立つ「チーク」を軸に、今回はお話をさせて頂きます。
メイクの色選びの中でも、特に難しいのが「チーク」の選び方です。
流行や色のイメージだけで選んでしまうと、違和感が出て失敗することがあります。
チークの色選びで大切なのは「チークはファンデーションに準ずるもの」と捉えて、「自分の肌に合う色を選ぶ事」です。
では、どんな色を選べば自分の肌に合うのか?
そんな色選びのコツをご紹介していきます。
チークの色はとても沢山あるように見えますが、実はたった2つの色グループに分類することが出来るのです。
その基準が「青み(が強いか)」か「黄み(が強いか)」なのです。
一般的にはあまり知られていない「青み」「黄み」の分類ですが、似合う色を判断するのにはとても便利な分け方です。
なぜなら「青みが強い色」と「黄みが強い色」では、肌色の見え方が大きく変わるからなのです。
どちらが自分の肌を綺麗に見せてくれる色(ベース)なのか、それを見極める事ができればチーク選びはとても簡単になるのです。
ピンクで例えるなら、左がブルーベース(青みが強い色)で、右がイエローベース(黄みが強い色)です。
同じピンクと言っても、色みや印象が全然違います。
この違いが、肌色に影響するわけです。
フューシャピンク、パステルピンク、ローズピンク、モーブ、トゥルーレッド、ローズレッド、バーガンディ、モーブなどの色のチーク。
クールですっきりした印象のチークです。
コーラルピンク、サーモンピンク、オレンジ、テラコッタ、トマトレッドなどの色のチーク。
温かみのある印象のチークです。
ベースが間違っていなければ、チークの色選びの大きな失敗は回避できます。
それだけベースを見極める事は大事なのです。
そこで、簡単に出来る「ベースの見分け方」をご紹介します。
「シルバー」を身につけてお肌に透明感が出る方は、ブルーベースのチーク(A)が似合います。
反対に「ゴールド」で肌が艶やかに明るくなる方は、イエローベースのチーク(B)がお似合いになる可能性が高いでしょう。
左にブルーベース、右にイエローベースの様に、左右でベースが違うチークをつけて肌馴染みを見てみるのも分かりやすいです。
似合う場合は馴染み、似合わない場合は違和感が出ます。
左右に塗り分ける事で違いが分かりやすくなります。
下記の画像はそれぞれブルーベースのピンクとイエローベースのピンクです。
- 似合う場合の見え方
肌に溶け込むように馴染み、血色の様に見えます。
- 似合わない場合の見え方
肌色がくすんで見えたり、色が浮いて派手な印象になります。
上記の方法を試されても似合う・似合わないの判定が難しい場合や、正確な判定を望まれる場合 は、プロによる「パーソナルカラー診断」を受けて見られることをお勧めします。
似合うチークのグループ(ベース)が分かれば、あとは最後の調整です。
お得意なベースのチークから「明るさ・濃さ」がお肌に合うものを選んで下さい。
一般的には、色白の方は「明るめ・薄め」、ダーク肌の方は「暗め・濃いめ」を目安に探されると、ぴったりのものが見つけやすいです。
ベージュ系やレッド系などチークのバリーエションは色々ありますが、まずは定番の1色を見つける事が大事です。
おすすめは「ピンク系」の中から探すこと。
ピンクは一番肌馴染みがよい自然な色です。
自分にぴったりのベース・明るさ・濃さのピンク色のチークを見つけること、まずはそこからスタートしてみて下さい。
チークは、メイクの完成度を左右する重要なアイテムです。
ぜひ失敗しない色選びを試してみて下さいね。
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