秋冬トレンド顔は作れる!カラーメイクの色選びとコツ(チーク・口紅・アイシャドー)

執筆者: 中井美香 職業:カラーリスト
メイクにも季節感は必要!

こんにちは。カラーリストの中井美香です。

 

夏が終わり、ファッションは秋冬モードへとシフトしていますが、メイクはいかがでしょうか。

季節が変わり、洋服が変わっても、いつも同じ顔なんてことはありませんか?


第一印象で、素敵な人と思われるためには、トータルで色のバランスをとることが大切です。

ちぐはぐな印象にならない様に、メイクも秋冬にシフトチエンジしましょう。

 

今回は、いつものメイクを秋冬仕様に変える色選びのコツをご紹介します。

 

 

春夏の色使い・秋冬の色使い

春夏と秋冬では、洋服や靴・バッグ等、ファッションに使われる色の特徴が大きく変わります。

 

▲季節によるファッションカラーの違い

メイクで季節感を出す為には、ファッションの色使いと連動させ、季節に合った色選びをすることが必要です。

ただメイクと洋服では、色選びで注意するポイントが違います。

 

そこでメイクの色選びのコツを、チークと口紅、アイシャドーに分け、具体的に解説していきたいと思います。

 

チークと口紅は色味を変えず、トーンを落とす

▲ピンクの明るさと濃さの目安

  

秋冬のチーク・口紅は、春夏の物をワントーン落とした色がお勧めです。

上の図は、ピンクのトーンを段階的に落としていった物ですが、今お使いのチーク・口紅の色から、1~2コマ右に移動すると、秋冬にぴったりな色となります(但し個人差はあります)。


大切なのは、いきなり大きく変えないことです。

「明るめのローズから暗いオレンジ色に変える」、あるいは「明るいコーラルピンクからボルドーに変える」という様に、色味・暗さ・濃さの全てを変えると、お肌に馴染まなくなる確率が高くなるからです。

 

ボルドーや暗いオレンジは、確かに秋冬らしい色ですが、似合う人を選ぶ色でもあります。

まずは、今お使いのチーク・口紅の色味は変えず、トーンだけを落とし、お肌に馴染む色をお探し下さい。

 

アイシャドーはトーンを落とし、色を足す

アイシャドーも、まずはトーンを落とすことが基本です。

いつものベージュから、少し暗めのベージュへ、いつものブラウンから少し深い色へと、暗め・濃いめへとシフトするのです。


ただアイメイクがチーク・口紅と違う点は、使う場所と面積を考えれば、個性的な色を使っても違和感が出にくいことです。

いつものベーシックメイクで目元を整えた後に、目の際の締め色や、下まぶたのアイライナーに、ポイント使いで「秋冬色を足す」と、印象を暗くせずに季節感を出せます。

 

この時にお勧めの色は、暗いオレンジ、ボルドー、カーキ、ダークネイビー、パープルなど「暖かみのある色」や「深い色」「グレイッシュな色」であれば、秋冬のイメージにぴったりです。 

 

 

おわりに

全てを秋冬メイクにシフトしなくても、1アイテムを少し変化させるだけで、印象は随分と変わります。

肌に馴染みつつも、季節にも馴染む色で、秋冬メイクをお楽しみ下さいね。

 
 コラムニスト情報
中井美香
性別:女性  |   職業:カラーリスト

パーソナルカラー、骨格診断で、似合う色とデザインをご提案するカラーリストです。色の事、デザインの事、メイクの事を書いていきたいと思っています。