問題解決能力を鍛えよう!考える力を養うロジカルシンキング(論理的思考法)入門編
考動型営業育成トレーナーの竹内慎也です。
ロジカルシンキングという言葉を聞いたことがあるという方が、とても多くなっています。
これは、論理的思考力を付けるという言葉で、要は筋道を立てて説明するということです。
今では、ビジネスの基礎力の一つになるほど定着してきています。
では、ロジカルシンキングとはどういうものかを見ていきたいと思います。
ロジカルシンキングは、論理、理屈がしっかりと構成される必要性があります。
そのためには、何かの物事を3つで整理する技術が必要です。
それも「漏れもダブりもない状態で」整理します。
例えば、私達が常日頃移動するために使える手段は、電車、バス、飛行機、フェリー、徒歩、自転車、など色々あります。
これを3つにまとめると「陸路」「空路」「海路」となります。
これが、論理的に3つに分けるという技術です。
仕事で売り上げを構成する要素を、3つに分けろとなると、色々あります。
例えば「客数」「客単価」「購入頻度」という3つや、美容業などでは「技術売上」「サービス売上」「店販売上」という3つになりますね。
このように、3つに全く被りがなく、且つ、漏れもなく分けることをMECE(ミーシー)といいます。
MECEとは、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略で、要は「漏れも重複もなく」分類することなのです。
論理的に考えるためには「なぜそうなの?」「だから何?」の答えを出さないといけません。
例えば「売り上げが下がっている」という結論が分かっているとします。
これだけでは、どうしたら良いのか分かりません。
そこで「なぜそうなの?」と深堀してみるのです。
そうすると、例えば「売り上げが下がっている」のなぜは「客数が減っている?」「単価が下がっている?」「リピートが減っている?」という風に、結び付けて考えることが出来ます。
そしてさらには「なぜ客数が減っているのか?」と細かく見ていくのです。
すると「新規客が来ない」「2回目来店が少ない」「紹介客がほとんど出ていない」という風に、原因を見付けることが出来ます。
また、逆に細かい情報が分かっている場合は、こうなります。
「高額商品は全く売れていないな」「セット購入があまり売れておらず、単品が多い」「セール商品から順に売れている」という3つが分かっていたとします。
この場合は「だから何?」と考えるのです。
先ほどの「なぜそうなの?」の全く逆です。
そうすると、一言でまとめると「客単価が低迷している」という状況が分かりますね。
このように、細かい情報から「だから何?」と結論を積み上げていくことと、結論から原因を「なぜ?」と探る技術は、ロジカルシンキングの根幹となっています。
いかがでしたでしょうか。
上の説明でも、様々な例を出しましたが、ロジカルシンキングは仕事を進める上でかなり有効な思考法ですね。
ぜひ皆さんも、積極的に取り入れてみて下さい。
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大学卒業後、DJとして活動するも挫折。1年出遅れ、リフォーム訪問販売会社に入社するが、結果は出ず売れない社員となる。その後、ベンチャー企業への出向や、ECビジネスの新規事業に関わるも挫折し退職。
何もやることのない状態の中、 たまたま家にあった物をネット販売し売れたのをきっかけに、ネットショップ開設、アフィリエイトで月収120万円を達成。しかし半年後、有頂天の反動により急激に売り上げが下がり、断念する。
その後、株式会社インテリジェンスに転職。この時、「絶対にトップセールスになる」と誓い、翌年新人賞を獲得。さらに年間トップセールスに輝き、全国での入賞の常連となる。また、管理職に昇進後は、チーム・グループ単位でも連続入賞するなど個人でなく組織での業績貢献をする。
2009年、個人でセミナー・異業種交流主催団体「ファーストクラス」を会社勤めのかたわらスタートし、1年間で1000名以上を集客する。
2010年退職。フリーで研修講師として「質問力と仮説構築力・行動設計強化」の研修を実施。
2011年、法人営業研修会社「ウィルスキルアソシエイト株式会社」を設立。
代表取締役に就任し、 営業研修・階層別研修・業界特化研修・コンサルティングを開始。毎日講演を目標に、苦労体験から営業、コミュニケーションまで幅広いジャンルを持つ。現在は年間研修150回以上実施。
過去に開かれたセミナーの満足度は累計で98%に達している。
2012年6月に初の著書非エリートの思考法
を出版。若手、中堅、初級管理職の育成も手掛ける
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