マイナス思考を克服!ネガティブな「負のスパイラル」から抜け出す方法
カウンセラーが教える、ネガティブ思考を変える方法とは?マイナス思考の性格を自己否定したりポジティブに変換するのではなく、上手に付き合うコツを紹介。
こんにちは、NLPトレーナー&カウンセラー平井妙子です。
今回は、研修やセミナーなどで、メンタルケアがテーマの時にお伝えしていることをお届けいたします。
「プラス思考」「マイナス思考」といった言葉を目にしたり、耳にすることも多くなりました。
具体的な意味がなく、とても曖昧な表現ではあります。
解釈は人それぞれですが、一般的に「プラス思考」(ポジティブ)は良しとされますが、「マイナス思考」(ネガティブ)はあまり良いとはされていませんし、「マイナス思考」にどっぷりと浸るのも好ましい状態とは言えません。
出来れば、そのスパイラルに巻き込まれたくない!と、思われているのではないでしょうか。
では、どのようにすればそこから脱却できるのか?
シンプルで有効な対処法を紹介いたします。
その難題について「悩んでいる」のか「考えている」のか、どちらでしょうか?
この2つの思考パターンは、結末が大きく変わります。
「悩んでいる」の場合は、物事に対して色々な想像をして解決の出口がない状態です。
「あの人は、自分のことをどう思っているのだろう?」と、色々と思案しても、相手の気持ちなんて分からない。
「私はダメな人間だ」と、ダメなところをたくさんピックアップしても、益々気分は悪くなる一方。
「これから先、どうなるのかしら」と漠然と悩んでも、漠然とした不安が増えるばかり。
この先は、「マイナス思考」のスパイラルに突入です。
一方、「考えている」思考に変化させた場合です。
- 「あの人は、私のことをどう思っているのか分からないけれど、自分がやれることは何だろう?」
- 「ダメな人間かも知れないけど、何か一つくらいは出来ることはないだろうか?」
- 「心配な○○に対しては、何をすれば解決できるだろう?」
これは、自分への効果的質問方法で、問題解決の方向へ進みます。
常に、「何ができるだろう?」「どうすれば乗り越えられるだろう?」と解決案をいくつも挙げることです。
これまで「悩むこと」が脳の習慣になっている人は、「そんなに簡単に変えられない」と言います。
確かに、朝起きて顔を洗って歯を磨くように、「悩むこと」が脳のパターンになっています。
また、「悩んではいけない」と思えば思うほど、自分を否定することとなり、よりマイナスの効果が高まる方も多いのです。
「また悩んでしまった…」と落ち込む方もいらっしゃいます。
私がお勧めしているのは、「時間制限をして悩むこと」です。
方法は簡単です。タイマーをセットして悩みます。
先ずは、60分からスタート。ポイントは、悩みのテーマは一点に絞ることです。
そのことについてだけ、とことん悩みます。
それ以外の他の思考が生まれたら、そこで一旦終了となります。
日々、時間を徐々に短くしていき、最終3分を目標にします。
慣れてくると、3分間集中して悩むのも面倒になります。
そうなれば、タイマーセットも不要となります。
このやり方は、自分の思考を否定せず自分に許可を与えることが出来ること、そして悩みを手放すことができる方法です。
人は、悩みながら生きるものです。悩みは次から次に生まれてくるものでもあります。
悩んでOK。悩むことが必要なことだってある。
けれど、悩み過ぎて前へ進めない状態も辛いものです。
その時、これら2つの方法を使ってみて下さいね。
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