「家賃」値下げ交渉を成功させるコツを、節約アドバイザーが解説 [マンション・アパート]
節約アドバイザーが教える、固定費「家賃」の値下げ交渉のやり方。マンション・アパートの家賃交渉は誰に、いつのタイミングで?成功しやすい金額値下げのやり方
節約アドバイザーのヨースケ城山です。
固定費で一番削りやすいのが住宅費です。
家賃は下げることが出来るという記事を、前回は紹介しました。
管理会社側に申請書を送るだけで交渉は可能です。
今回はその申請方法について、具体的にお話ししていきたいと思っております。
家賃減額申請書の書式は得に決まりはありませんが、必ず記入してほしいポイントというものがあります。
それは以下の通りです。
- 家賃を減額してほしい理由 (詳しく記入が必要)
- どの位の家賃を減額してほしいのか具体的な金額 (根拠が必要)
これが書いていないと、管理会社の側でも判断がつかないのでしっかりと記入しましょう。
書式・フォーマットはネットでも多くありますので、ダウンロードして使用してみましょう。
家賃減額申請書を出すタイミングですが、やはり更新時が一番良いタイミングです。
更新のはがきが更新の3か月前くらいに来ます。ここのタイミングが一番有効です。
更新のはがきを出す前に申請書を記入して、管理会社へと郵送しましょう。
この後は管理会社からの連絡を待ちます。
この後はいずれかのパターンに分かれます。
- 無視される
- 1週間ほどで連絡が来る
- 更新間際になって連絡が来る
というパターンに分かれます。
無視されるというのも可能性はあります。
特に人気物件などであれば相手にされない可能性もあります。
また申請書を見ていない可能性もあります。
もし1か月経過をしても何の音沙汰もない場合は、こちらから連絡を取ってみることをお勧めいたします。
これは管理業者の担当者が、ある程度値下げを覚悟して連絡を取ってくるパターンです。
管理会社の社員はまずこういった申請書が来た場合、大家さんに相談してどうするかを検討します。
そこで大家さんと、ここまでならという値下げの条件を決めて連絡をしてきます。
すぐに「満額の1万円引きで良いですよ」という返事が来ることもあれば、「1000円引きでいかがでしょうか?」など様々です。
自分が掲示した金額とあまりにもかけ離れているようであれば、ここではもう1押しして欲しいと思っております。
せめて2000円引き位までは頑張ってみましょう。
もし満額回答ならそれで十分です。それで満足しましょう。
掲示した額以上を値切るのはマナー違反です。欲を出してはいけません。
この場合は望みが薄いです。
無視されると同じような状況ですので、1か月位でこちらから連絡をしてみることをお勧めします。
更新間際になってあまりごねると、更新自体が出来なくなる可能性も残ります。
連絡を取ってみて無理なようなら諦めて下さい。
減額がきまったら管理会社の担当者から「次回の更新時から契約金額を変更しますので、契約書を送付します。署名、捺印の上送り返してください」という流れになります。
また管理会社によってはここで「他の居住者には口外しないことを約束することを条件としてください」と言ってくることもあり、契約書にもその文言を入れてくる場合もあります。
それは必ず守るようにして下さい。
管理会社ではなく直接大家さんとやり取りしている場合でも、大家さんとはあまり仲が良くないという方、またほとんど大家さんには会わないという方も多いと思います。
大家さん宛にもこの文書の申請書は有効です。
申請書というよりは要望書ですから、遠慮せずに大家さんに要望を出しましょう。
家賃値下げの交渉は引き際が一番大事です。
申請書を提出するだけでうまくいくこともあれば、その後の交渉で電話、または直接話すこともあります。
そこで心証を悪くするとあとあと面倒なこともあるかも知れません。
ほどほどのところで折り合いをつけて納得してください。
また値下げが不可能な場合もありますので、そこのところは忘れずに行動に移してみてください。
月額2,000円の減額でも年間24,000円です。
これから5年間住むことを考えたら120,000円も貯金になる計算です。
長い目でみて今すぐ行動をしてみませんか?
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社会保険労務士合格者
ファイナンシャルプランナー
住宅ローンアドバイザー
年金アドバイザー
1973年生まれ。大学卒業後、商売の基本を学ぶため大手100円ショップに入社。1円単位の原価計算の重みを知る。その後、大手スーパーに転職し、値引きやタイムセールを担当。リアルな現場での駆け引きや相場観を養う。またその手腕により東京地区エリアマネージャーとなり、新人採用を年間4000人担当した。
著書「給料そのままで月5万円節約作戦!!」の中では固定費の削減を中心に
ラクして貯めるをモットーに活動している。
ブログでいつも取り上げているテーマは節約全般、社会保険労務士試験 住宅ローン 労働問題 ブラック企業 障害年金 40代の転職 出版について 潜在貯蓄 教育についてなどになります。興味がある方は是非ブログも覗いてみてください。
著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』
http://kotukotushinai.jimdo.com/
にもまとめられている。
ブログ『節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ』http://ameblo.jp/yousukeshiroyama
では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。
【著書】
2012年 給料そのままで「月5万円」節約作戦【ごま書房新社】より発売
2015年 給料そのままで「月5万円」節約作戦がkindle化されました。
2015年 「kindle無料キャンペーン」でベストセラーランキング1位を獲得して販売につなげる方法 発売。
2016年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂版発売
2016年 「子供の教育費は削りなさい!」奨学金利用者50%以上時代の新教育費計画発売
2017年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂2版発売
2017年 老後資金は49.9歳までに貯め始めなさい!: 私の老後に必要な資金は2164万円です あなたの金額は? 発売
2017年 人生の3大支出「住宅」「教育」「老後」を節約しなさい!お金の裏技3冊セット: この3つを節約すれば他の節約は不要!発売
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