資格を取る順番、間違ってない? 社会保険労務士の資格より使える、どの職場でも求められるスキルとは?
本当に仕事に活かせる資格とは?職場では “知識” よりも “即戦力” が重視されるため、専門性な資格を取る前に習得しておくべきスキルがあります。社会保険労務士のほか10以上の資格を持つ筆者が、自らの経験から学んだことを紹介。
節約アドバイザーのヨースケ城山です。
年のはじめに新たに目標を決め、動き出している方も多いのではないでしょうか?
私もいろいろな資格取得にチャレンジしてきましたが、立ち止まって考えてみると、取った資格も活かしきれていないことが多いものです。
個人的な見解ですが、汎用性の高いスキルほど、今の仕事に活かされていると感じています。
私は社会保険労務士の難関資格を筆頭に、数えただけでも10個以上は資格を持っています。
- 社会保険労務士
- FP2級
- AFP
- 住宅ローンアドバイザー
- 年金アドバイザーなどの労務、金融系の資格
- 国内旅行業務主任者
- 防火管理者
- サービス介助士
- eco検定
- 普通免許
- 自動2輪免許 など
国内旅行業務主任者の資格は、学生のときに取得しました。
就職先は旅行業界を考えていましたが、結局は行かなかったため未使用です。
社会保険労務士・FP2級などの資格は、その業界に入るつもりで取得しました。
その業界に転職しましたが、2週間で解雇になってしまったため、副業でしか活かしきれていません。
サービス介助士などの資格は、会社の講習の一環で取得したもので、ほとんど使う機会はありません。
普通免許および自動2輪免許は、学生時代には役に立ちましたが、現在は仕事で運転をすることもありません。
車もバイクも持っていません。
今は身分証明書代わりとなっています。
転職先を2週間で解雇になってしまったことは、上でお話しましたが、これはパソコンスキルの不足が原因でした。
当時の私は「社会保険労務士の資格を持っていれば、パソコンなどそのうちできるようになるだろう」と、タカをくくっていました。
内定をもらい、社会保険労務士として人事部へ採用されました。
ですが私は、パソコンができない社員だったのです。
それも、タッチタイピングはおろか、エクセル、ワードもほとんど使えなかったレベルだったのです。
その結果、知識はあっても即戦力としては使えないという理由で、2週間での解雇となりました。
解雇になった日は悔しくて、すぐにパソコンとタイピングのスキルを身につけようと決意しました。
まず、家から近いパソコン教室の基礎コースに申し込みました。
職探しをしながら休みの日に通い続け、1年半経って基礎コースを卒業。
タイピングについても、ネット上で練習できるサイトを見つけ、1日8時間練習した日があるほど、猛特訓を行いました。
その結果、再就職した職場では、この2つの技能が一番役に立っています。
パソコン教室で基礎コースもじっくりと覚えたので、自己流で覚えた人たちにも教えることができるほどの技能にはなりました。
また、タイピング練習に使った「e-typing」では、無料サイトではありますが、オフィスワークでは困ることのないレベルのスキルが身につきました。
今ではタッチタイピングもお手の物です。
●インターネットでタイピング練習 e-typing
ふと考えてみると現代の社会では、人間性以外で一番求められているスキルは、パソコンスキルではないかと思っています。
どこの職場に行っても求められるのは確実です。
私もこのパソコンスキルがあれば、社会保険労務士などの仕事も本職として活かしきれていたかもしれません。(まだこれからわかりませんが)
どんな資格を取ったとしてもそれは知識だけです。
ペーパーテストですから、覚えるだけです。
ですが、パソコンスキルは覚えて、使わないと身につかないスキルです。
先にこちらを鍛えてから資格を取るべきだったのです。
完全に順番を間違えました。
今までに多くの時間を使い、多くの資格を取ってきた私ですが、結果としてはパソコン教室に通い、e-typingを練習したことにより、今の職場でそのスキルが役に立っています。
今年何か資格を取ろうという方は、汎用性のある資格または能力開発を先にすることをおすすめします。
専門性よりまず汎用性です。
私の経験から、これだけはお伝えしたいと思います。
|
|
社会保険労務士合格者
ファイナンシャルプランナー
住宅ローンアドバイザー
年金アドバイザー
1973年生まれ。大学卒業後、商売の基本を学ぶため大手100円ショップに入社。1円単位の原価計算の重みを知る。その後、大手スーパーに転職し、値引きやタイムセールを担当。リアルな現場での駆け引きや相場観を養う。またその手腕により東京地区エリアマネージャーとなり、新人採用を年間4000人担当した。
著書「給料そのままで月5万円節約作戦!!」の中では固定費の削減を中心に
ラクして貯めるをモットーに活動している。
ブログでいつも取り上げているテーマは節約全般、社会保険労務士試験 住宅ローン 労働問題 ブラック企業 障害年金 40代の転職 出版について 潜在貯蓄 教育についてなどになります。興味がある方は是非ブログも覗いてみてください。
著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』
http://kotukotushinai.jimdo.com/
にもまとめられている。
ブログ『節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ』http://ameblo.jp/yousukeshiroyama
では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。
【著書】
2012年 給料そのままで「月5万円」節約作戦【ごま書房新社】より発売
2015年 給料そのままで「月5万円」節約作戦がkindle化されました。
2015年 「kindle無料キャンペーン」でベストセラーランキング1位を獲得して販売につなげる方法 発売。
2016年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂版発売
2016年 「子供の教育費は削りなさい!」奨学金利用者50%以上時代の新教育費計画発売
2017年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂2版発売
2017年 老後資金は49.9歳までに貯め始めなさい!: 私の老後に必要な資金は2164万円です あなたの金額は? 発売
2017年 人生の3大支出「住宅」「教育」「老後」を節約しなさい!お金の裏技3冊セット: この3つを節約すれば他の節約は不要!発売
|
|