英語を綺麗に発音するには子音の練習から! -有声音、無声音、鼻音、Stop音について- (1/2)
こんにちは、英語講師の植田朋子です。
今回も英語の子音についてお話をします。
有声音、無声音、鼻音、Stop音などについて紹介したいと思います。
まずは次のペアを発音してみて下さい。
- s – z
- t – d
- f – v
- p – b
- ch – j
- k - g
次に喉に手を当てて、同じようにこれらのペアを発音してみて下さい。
何か気付きましたか?
ペアの後ろの音を発音するとき、喉が震えていましたね。
この、発音するときに喉の震える音をVoiced(有声音)、喉の震えない音をUnvoiced(無声音)と言います。
同じ場所を使って作り出す音ですが、喉が震えるか震えないかで音が違ってくるペアです。
有声音か無声音かは、suffix(接尾辞)の発音にも関わってくることが多いですね。
例えば、過去形の接尾辞edをつけたとき、click(クリックする)はclicked(clikt)になりますが、tug(引っ張る)はtugged(tugd)になります。
単語の最後が有声音か無声音かで、edの発音が変わってくるのです。
次は、mat, net, singのm, n, ngのところで音を伸ばして、途中で鼻を摘んでみて下さい。
- mmmmmm
- nnnnnnnn
- sing ng ng ng
このように伸ばした状態で、鼻を摘むのです。
どうですか、音を出せましたか?
出せませんでしたね。
これらは鼻を使う音なので、鼻を摘むと音を作れません。
nasal sounds(鼻音)と呼ばれる音です。
これらの3つの音のうち、m,nは良く知っているけれども、ngについては知らなかったという方がいらっしゃいます。
mは唇を意識して音を作り、nは上の歯の裏側を意識して音を作り、ngは喉を意識して音を作る音になります。
先ほど練習した無声音・有声音ペアのうち、次のペアをもう一度発音してみて下さい。
- p – b
- t – d
- k – g
- ch – j
何か共通点がありましたか?
これらの音はStop音といって、短い音になります。
例えば、panを分けて言ってみて下さい。
ppp,aaa,nnn。
aとnについては、長く伸ばして言うことが出来ると思いますが、pについては、プ、プ、プと短くなってしまい、長く伸ばしていくことが出来ませんよね。
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