バリ島のトラディショナル菓子まとめ!ココナッツをたっぷり使ったローカルスイーツ
こんにちは、バリ島現地ライターのKIKOです。
ふと、甘いスイーツが食べたくなる時はありませんか?
最近は、日本でも海外のスイーツを味わえるようになりましたが、やはり本場の物となると、一味も二味も違います。
特に、日本で言う和菓子のような伝統的なスイーツは、レシピや材料に微妙な違いがあります。
風土や気候も味に影響してきますから、スイーツは旅先で是非とも試したいものですね。
バリ島の伝統的なスイーツは、熱帯の産物であるココナッツをたっぷりと使用しており、素朴な甘さでいくらでも食べることが出来ます。
今回は、その中でもバリ島の代表的な伝統スイーツをご紹介します。
クロポンとは、緑色の団子状のお菓子のことです。
表面にはたっぷりとココナッツの果肉フレークがまぶしてあり、中にはグラ・メラと呼ばれるパームシュガーシロップが入っています。
ポンと口に入れて噛むと、プチッとシロップが飛び出し、ヨモギ餅のような表面と、とろっとした甘さが混ざって、何とも言えない美味しさです。
大きさはうずらの卵ほどの大きさで、4~10個入りを10~50円ほどで購入することが出来ます。
スンピンは、バナナの葉っぱに包んで蒸した、優しい甘さのスイーツです。
米の粉を原料とし、ココナッツミルクと砂糖を入れて練り、そこにバナナやかぼちゃなど、好みの具材を加えてバナナの葉に包み、蒸して完成です。
外観はちまき、そして葉っぱの中身はカマボコのようですが、バリ島の母の味ともいえる大人気のお菓子です。
スンピンは、バリ・ヒンドゥー教のお祝い事でお供え物としても使われ、バリ人の家に招待されると良く出されます。
1個15円から購入することが出来ます。
やや薄めのパンケーキをくるくると巻いたダダールは、大人も子供も大好きなスイーツです。
パンダンリーフという葉で色付けをされたパンケーキの中に、パームシュガーで味付けをされたココナッツフレークが入っており、モチッとした食感とシャキシャキの食感が混ざりあい美味しく、日本人の口にもとても良く合います。
目の覚めるような緑色のパンケーキにびっくりするかと思いますが、合成着色料ではなく、自然の色です。
とてもナチュラルなお菓子です。
1個10円から購入することが出来ます。
ダダールと似たスイーツに、クエ・ブンドゥというものもあります。
同じく薄めのパンケーキをくるくると巻いたお菓子ですが、クエ・ブンドゥは生地にもココナッツ・ミルクをたくさん使用します。
生地も中身もココナッツづくしです。
まさにココナッツ好きのためにある南国スイーツです。
中身はココナッツ・フレークをグラ・メラ(赤砂糖)で和えた物で、しっとりもちもちなダダールに比べると、ややドライな食感が特徴です。
1個10円から購入することが出来ます。
ここで紹介した物だけでなく、バリ島にはまだまだたくさんのココナッツを使ったスイーツがあります。
これらには防腐剤などは一切入っていませんから、日持ちもしないので、その日または次の日の朝までに食べて下さい。
ココナッツミルクは、近年ダイエットやアンチエイジングに良いとして注目を集めている食材で、コレステロール値を下げてくれたり、血糖値が気になる人にも非常に良いとされています。
自然の甘みがたっぷりのバリ島スイーツ、旅行に来た際には是非試してみて下さいね。
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フリーランスライター / 通訳 / 翻訳
留学と旅行で世界各地を回り、辿り着いたのはインドネシア・バリ島。
医学情報サービス会社で企画原稿のライティングを経験、
Webコンサルティング会社でインターネット広告ライティングを担当し
現在はコピーライティング、ポータルサイトのライティング、ウェブメディアのコラムなどを執筆。
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