本場カナダで採取するメープルシロップがオイシイ♡種類・作り方・おすすめの食べ方 (1/2)
カナダと言えば、メープル。
カナダの国のシンボルでもあり、カナダのいたるところで夏は青々と茂り、秋は真っ赤に染まった美しいメープルを見ることが出来ます。
そのメープルの木から採れるメープルシロップは、カナダのお土産の中でもダントツで人気のある商品です。
驚くべきことに、世界のメープルシロップの8割以上がカナダで作られています(そのほとんどはケベック州で作られています)。
ナチュラルで栄養価の高い甘味料であるメープルシロップは、徐々に日本でも人気が出ていますが、まだ馴染みの薄い食材ではないでしょうか。
今回はメープルシロップの作り方、品質の見分け方から、カナダの家庭内での調理法などを紹介していきます。
メープルシロップは、メープルの樹液を煮詰めた物です。
ヨーロッパからの入植以前より、カナダでは先住民の人たちによって食べられています。
極寒のカナダで、糖分と栄養分に富むメープルシロップは、大切な食事の一部として長い間受け継がれてきました。
メープルと言っても様々な種類がありますが、メープルシロップの製造に適する物は、主にシュガーメープル(サトウカエデ)です。
他にもシルバーメープル(銀カエデ)、レッドメープル(アメリカハナノキ)などからも樹液は採取されます。
これらのメープルの木に穴を開け、そこに蛇口を取り付け、バケツをセット。
これで樹液の採取準備完了です。
少しずつ樹液が採れます。
この段階では、水のように透明で糖度も低い「メープルウォーター」と呼ばれる液体が採れます。
集めたメープルウォーターを大きな鍋で火にかけ、煮詰めていきます。
大体40ℓのメープルウォーターが1ℓになるまで煮詰めます。
メープルの樹液が採取出来るのは、春の始まりの数週間だけです。
夜の冷え込みがまだ厳しく、でも穏やかな日光が肌に少し温かみを与えるその季節に、最上のメープルウォーターが採れるそうです。
カナダの多くの家庭のキッチンに欠かせないメープルシロップ。
これまで、様々なメープルシロップの楽しみ方に出会いました。
例えば、砂糖の代わりにクッキーやマフィンに入れたり、紅茶やコーヒーに少し垂らしたりします。
中でも憧れているのが、極寒のカナダならではの食べ方で、メープルファッジと呼ばれるもの。
ふわふわの雪の上に、メープルファッジを垂らします。
(メープルウォーターを通常より少し高い温度で煮詰めたものです。通常のメープルシロップは冷やしても凍らないのです)
すると、みるみるうちに凍り始め、あっという間にメープル味のアイスキャンディが出来上がります。
カナダ人の友達に聞くと、子供のときに一度はメープルファッジを味わったことがあるそうです。
考えただけで、ほっぺが落ちそうです。
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