混浴の秘湯「法師温泉」!観光ポイント・泉質効果・アクセスなど紹介 (1/2)

執筆者: izumi6688
はじめに

法師温泉の「法師の湯」の湯船、この写真は皆さんどこかで見たことがあるのではないでしょうか。
温泉愛好家なら知らない人はいない秘湯です。


群馬県新潟県の県境、三国峠近くの一軒家で、昔ながらの鄙びた佇まいにまず圧倒されます。
源泉の湧くところに湯船が造られ、生まれたての源泉を肌で味わうことが出来ます。
お湯は適温・淡白で長湯が出来ます。

 

宿の佇まい

 

 

渡り廊下でつながった、昔のままの宿舎が印象的です。

建物は国登録有形文化財です。


赤いポストがなければ、いつの時代か分からないでしょう。
ドラマや映画にも使われています。

 

 

入口のロビーの天井です。

館内も昔のままです。
宿の中は通路が入り組んでいますが、それもまた一興です。

 

法師の湯

 

「法師の湯」は、仕切られた木枠(下はつながっています)と、底に敷き詰められた石が印象的です。
所々からあぶくがぷくぷくと昇ってきます。

源泉の生まれる場所です。


源泉温度が42-43℃なので、湯船は40℃くらいでしょう。

なので長湯が出来ます。


泉質はカルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉で、さっぱり感があります。
混浴ですが、男性陣が占めていて、女性には少しハードルが高いようです。

タオルで軽く体を覆い、タオルを湯船に入れることなく上手に入る方は、混浴の通です。
法師の湯の他にも、女性専用の新しい湯船があるので、そちらも楽しめます。

 

季節毎の佇まい

 

 

夏は緑が引き立つ季節。

川の流れも爽やかです。


苔むした屋根、周囲の山塊の樹林、中庭に配置された樹木、いずれもこれぞ日本という雰囲気です。
お歳を召された方は、郷愁を感じ、若い方々には昔の日本を体験することが出来ます。
変わらない、変えないということの価値を感じます。

 
 コラムニスト情報
izumi6688
性別:男性  |  

全国の秘湯を巡り、ブログ「秘湯感動紀行」で紹介しています。日本文化を考える上で温泉は一つの切り口と言えます。感動した秘湯について、何にどのように感動したかという感想を綴ってゆきます。個人的に波長の合う秘湯の紹介です。温泉が日本を代表する文化の一つで、これを日本自身が再発見し、また、グローバルにも評価されてよいと思います。
ブログサイト:秘湯感動紀行:http://onsen6688.blog.fc2.com