ノーベル平和賞の会場、ノルウェーオスロ市庁舎を観光しよう!おすすめ芸術品ポイントを紹介

執筆者: ayating 職業:フリーライター・フォトグラファー
はじめに

こんにちは。ノルウェー在住のayatingです。

ノルウェーに旅行に行く予定だけれども、どこを観光したら良いのか分からない。

今回は、そんな方に必見の観光スポット「オスロ市庁舎(Oslo Rådhus)」についてご紹介したいと思います。 

 

 

オスロ市庁舎の歴史

オスロ市庁舎は、ノルウェーの建築家によりデザインされました。

 

その建設は1931年より開始されましたが、途中、第二次世界大戦が勃発した為、建設は中断。

その後再び建設が再開されて、1950年5月15日に市民に公開されました。 

 

ノーベル平和賞の授与式

この市庁舎では、毎年12月10日に「ノーベル平和賞」の授賞式が行われることで有名です。

 

「ノーベル賞」は、ダイナマイトの発明者として有名な、アルフレッド・ノーベルの遺言をもとに、1901年から始まったもので、平和賞以外の授賞式はスウェーデンストックホルムで行われます。 

 

扉を開けると

大きく立派な扉を開けて中に入ると、とても高い天井と、壁一面に描かれた壁画が目に飛び込んできます。

その迫力に驚くことは間違いありません。

 

天気が良い日には、大きな窓から入り込む光も、とても素敵です。

そして、そこから眺めるオスロフィヨルドはとても綺麗です。 

 

 

ムンクの絵画に注目

立派な階段を登り2階へ進むと、いくつかの部屋があります。

 

そこで見逃してはいけないのは「叫び」という作品です。

有名なノルウェー人の画家、エドヴァルド・ムンクの絵が飾ってある部屋です。

この部屋は普段、中に入れないようにしてありますが、予約さえすれば一般の人が結婚式のために借りることも可能だそうです。 

 

 

ノルウェーの国王

通路を抜けて行くと、Håkon Gullvågという画家が描いた、現在のノルウェー国王ハーラル5世とソニア王妃の肖像画が飾ってあります。

 

この油絵はあまり明るい雰囲気の絵画ではなく、国王が病気のように見えるなど、メディアよりたくさんの批判があり話題になりました。

絵画から感じ取るものは人それぞれですが、当の本人である国王と王妃は、この肖像画を気に入ったそうです。 

 

 

まるで美術館のよう

その他にも、ここでしか見れない絵画やテーブルのデザイン、カーテンの刺繍など、全てが専門家達による厳選された物で、市庁舎というよりまるで美術館です。

 

パッと見ただけでは分かりにく作品もあるので、可能であればガイド付きで見て回ることをお勧めします。 

 

 

 

おわりに

行き方は、オスロ中央駅からはでは歩いて15分ほど、Nationaltheatret駅からが一番近く、そこから徒歩5分以内で行くことが可能です。

 

 


ノーベル平和賞の授賞式の準備のため、12月5日から12月11日の間は入ることは出来ませんが、通常は月曜日〜日曜日の9時〜16時まで、一般に公開されています。

入場料などはなく、無料で見学出来るので、オスロに訪れた際は、是非オスロ市庁舎まで足を運んでみて下さいね。

 
 コラムニスト情報
ayating
性別:女性  |   現在地:ノルウェー  |   職業:フリーライター・フォトグラファー

以前住んでいたカナダ、モントリオールにて、現在の旦那と出逢い、2013年初めにノルウェーに移住しました。
初めての場所、言葉、文化などに戸惑うこともありますが、ぼちぼちと北欧生活を楽しんでいます。

その様子をブログに綴っているので、よかったら見に来て下さい。
◎北欧生活 : http://ayating.com

フォトグラファーとしても活動中です。